スタンプおじさんこと、真グランゼドーラ・アリオス王。
この人の服、「王」って書いてあるよ。自己主張激しいね。
と、ずーっと前に思ったことをふと思い出したので写真に撮った。
実際は模様は縦棒が突き抜けた形になっているので王となっているわけではないが、デザイン時に多少なりとも意識されたんじゃないかと思ってる。
「アリオス王の衣装デザインどうしようかなー。王だしなー。威厳がないとなー。いっそのこと「王」って描いてしまえ。んー、さすがにこのままはマズイ。こうしてああして……、おお、それっぽい」
それにしても、報酬で急に50万Gもらってもなんか困る。
大金ではあるんだけど、よい装備を買うにはさほど役に立たない金額というか……。
とはいえ、おかげで所持金が今までで最高になったので(160万G)、ちょっと嬉しい。
さて「使い道はないが売るとお金になる」という黄金の花びら。
そのくせ、売ろうとすると「手に入りにくいものだが本当に売ってもいいのか?」と聞かれる。
訳がわからない。
いや、彼らはマニュアル通りの返事をしているけど、おそらく心の中では手が震えいたに違いない。
アストルティア市場の買い取り価格を考えると売価は100倍程度になると思われる。
真意としては「こんな貴重なものを一般ルートで売却していいのか?」ということだろう。
言ってみれば、プレミア本をブックオフで売るようなものだ。
実質的な価値が存在しないくせに金銭的な価値が存在するものというのは、世界の闇を感じざるを得ない。
だれがこんなものに金を払っているのか?
この使い道のないキラキラしただけの花びらに誰が1000万近くの価値を見出しているのか。
金塊は3000G、ピラミッドから発掘される黄金の飾りでさえ1万G行かないこの世界で。
いったい何に使っているのか。どんな風になんのために使っているのか。
え、そんな風に使うの!? え? ええっ!? ちょ、ええっ!?
人間の業というのは深いものですね。