恵方巻は毎年やれごり押しだのステマだのと言われつつも関東地方では着実に浸透している。
これは他でもない単純な理由。「恵方巻そのものが食事のメインになる」から。
世の中のお母さん方は、流行だろうが何だろうが関係なく節分の時期になるとスーパーのお総菜コーナーに美味しそうな太巻きが並ぶのだから、そりゃ買って帰るだろう。
その中でノリのいい家族は「喋っちゃダメなんだって」とか「今年の方角はね」なんて言いながら夕食を楽しむのだ。
ハロウィンはよく「流行らせようと頑張っているが浸透していない。ごり押しなんて所詮そんなもの」と言われている。
しかし、実は意外と浸透していたりするのだ。
毎年10月になると街の飾り付けはハロウィン一色になるし、お菓子やケーキもハロウィンメニューだらけになる。ネット上でもハロウィン系のイラストやネタが溢れかえる。
では、なぜ浸透していないなんて言われるのか。
これも単純な理由。「ハロウィンだからといってなにをすればいいのかわからない」から。
いわゆるトリックオアトリートは子どもがやることでしかも地域の協力がないと出来ない。
そして他の異文化イベントがそうであるように「ハロウィンに食べるもの」が決まっていないからだ。
日本人はイベントが食べ物にリンクしているのが一番わかりやすいのだ。
ハロウィンと言えばお菓子だけど、残念ながらこれも何のお菓子か決まっているわけではないのでピンと来ない。
ただ、近年「コスプレは恥ずかしいことではない」という意識が広まってきたのか、社内や学校内、果ては街中で仮装パーティを楽しむというスタイルが増えてきた。
これを「ハロウィンが浸透した」と見るかは人それぞれとなる。
そして、クリスマス。こちらは誰が見ても日本のイベントとして浸透している。むしろ欠かせない行事の一つとなっている。
こちらがなぜ浸透しているように見えるかはハロウィンと違って「クリスマスケーキ」「チキン系」と定番料理が決まっているからだ。
「恋人とのデート」「プレゼント交換」など大人や家族が楽しめる装置がハッキリしている。
クリスマスについてよく言われることが「キリスト教でもないくせに」。
日本は他宗教他文化に寛容なのよ、なんて返されることが多いけど、そもそもクリスマスにしてもハロウィンにしても宗教的意義を理解して楽しんでいる人なんてほとんどいない。
初詣にしても、宗教的意義のもとに神社へ参拝している人はかなり少ないと思われる。
結局、日本人は何かのイベント事に乗じて飲み食いして騒げればそれでいいのだ。
突き放しているように聞こえるかも知れないけどそれが本質だと思う。大地の恵みを親しい人達と共に味わいながら、季節の移り変わりを楽しみ、そして生きていく。「同じ釜の飯を食う」ことこそが日本人の心の繋がりなのだ。
バレンタイン。クリスマスと並んで日本に確実に浸透したイベントの一つだと思う。「愛を誓い合う日」という比較的に本質に近い性質を持ったまま「女性が男性に告白する」「チョコレートを贈る」という明確な装置が働いているイベントだ。
しかし、まさかのドワ子不在! その上、新規参加を誰もが予想していたヒストリカ博士の不在。さらにレイ・魔勇者の参戦という斜め上の展開。
参加メンバーを見ていて、2.0以降はレンダーシアが舞台とはいえ人間型のキャラが多すぎないかと思ってしまった。
来年は竜族が入ってくるとは思うけど、もう少し種族キャラにスポットを当てて欲しい。正直、アルウェやフウラ、マイユ辺りはもはや「誰それ?」感が拭いきれない。彼女たちを今後も引っ張り出すなら3.0では追加イベントを入れて欲しい。
そして、半分ネタキャラと化しているリーネさんの参戦。ただのモブがここまで出世する例はなかなかないと思う。
個人的には、アクセ合成で他の方々ほど苦渋を味わわされているわけではないのでリーネさんはむしろ好きなんだけど、ただ自分で「ビジネス界では既に女王」って言うのはちょっとヤダ。
合成屋に大金が吸い取られてるのは間違いないと思うけど、あのちょっと天然なキャラに「成功者である自覚」を持たせると単にイヤな子になってしまう。わたしはリーネさんには「都会のアクセ屋で働くただのチャラい町娘」でいて欲しかった。
気の早い話だけど、男性はどうなるのかな。ダーマの4人とザンクローネ、トーマ、ヒューザ、クロウズ辺りを確定としたら残りは2人……。フォステイルとズーボーくらい?
……またドワがいないw
とりあえず、わたしは最初はリーネさん狙いで。
うん、前置きが長かったね。