私、ほえ様にお仕えしております『つちみかど』と申します。
昨日は私事ながら、お話の途中でお時間となってしまい、申し訳ございませんでした。
残念ながら昨日ほえ様はご帰宅されませんでしたが、本日も先ほどシーツを交換してまいりましたのでよろしければ続きをお話させて頂ければと思います。

ある日、ついうたた寝をしてしまい急ぎ飛び起きた私はある違和感に気づきました。
いつもの様に椅子から降りたのですが、いつもより椅子が小さいのですよ。
私はプクリポですので、普段椅子に座ると足が地面にはつかないのです。
ですがあの日は別で『降りる』というより『立ち上がる』感じでした。
またいつもよりカウンターも小さく…いえ、低く感じたのですね。
この違和感はなんだろうと思い、ふと鏡を見てみると…

そこに映っていたのは人間の女の子だったのです!
最初に姿を見たときはほえ様のお客様だと思い、ご挨拶をしてしまいましたが
それが私の姿だというのは直感的に受け入れることができました。
それから何度も鏡を見ては『背が高くなったのでシャンデリアのお掃除が楽になるかも』とか『ベッドを人間サイズに変えなきゃ』などと自分の姿をまじまじを見つめながら考えておりました。
…でも一番はこの姿をほえ様が喜んで下さるのかが心配でした。
そんな時、突然『ただいま~』との声が!
行方不明だった主がご帰宅なさったのです!
ですが私は今、本来のつちみかどではない姿。
久しぶりにご帰宅された主をお出迎えしたい気持ちと、この姿をご覧になった時のほえ様の反応が恐ろしくて隠れてしまいたい気持ちで私はパニックになって頭の中が真っ白になってしまいました。
『お~いつちみかどー、起きろー』
その声に気づいたのはそれからしばらくしてからの事です。
聞き覚えのあるその声はまさしくわが主、ほえ様のそれでした。
『なんかね、繁忙期おわたからインできそーなのだ』
『なので王軍師セット拾ってきた。』
何事もなかったかのようにわが主は話されていました。
私はと言いますと…
椅子に座ると足が地面に届かなくて、シャンデリアのお掃除が少し大変ないつもの私の姿でした。
おかえりなさいませ、ほえ様
ご無事で戻られたようで、安心しました。
フカフカのベッドで、ゆっくり休んでくださいね。