私は、迷うことや寂しくなること自体を責めたいわけではありません。
ただ、その感情を話し合いや調整ではなく、
「いったん全部終わらせて、また最初からやり直す」
という形で処理する姿を、私は何度も見てきました。
相手を揺るがすかのように、意思の発信と撤回を繰り返す。
一つひとつなら気の迷いだったのかもしれません。
けれど、同じ型が繰り返されれば、もう偶然とは思えません。

復帰しようかなー、やっぱしないわー、あ、やっぱ復帰しよー、フレ全部切るから必要な人だけ連絡くれー
こうして毎度のごとく他人に判断をさせるのは、自分の判断に自信がなく、責任から逃げ続けているのだと思います。

本当に人間関係を整理したいだけなら、黙って整理することも、必要な相手へ個別に伝えることもできます。
それを公に宣言し、「残してほしい人は言って」と反応を求めれば、周囲は自分が必要としていることを証明するよう求められます。
私が問題だと思うのは、寂しさや不安そのものではありません。
そのたびに人を敵と味方に分け、関係を断ち、周囲の居場所まで揺らしてしまうことです。
本人に悪意しかないとは思っていません。優しいところも、面白いところも、場を作ろうとした気持ちもあったのでしょう。
けれど、悪意がなければ何をしても許されるわけではありません。
自分の弱さを自分で抱えられないまま、人を率いる立場に立てば、その弱さは周囲にとって支配や排除として現れます。
個人として距離を保って付き合う分には、親しみやすい人なのかもしれません。
けれど、人の居場所や人間関係を左右できる立場では話が違います。
責任者の感情が揺れるたびに、関係が作り直される。
それでは、一人の感情が、そのまま全員の運命になってしまいます。

弱さを抱えることと、その弱さを理由に周囲を何度も巻き込むことは、同じではない。
私はもう、その渦に巻き込まれるのはまっぴらごめんだと思いました。