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みんなの魔女っ子

マリサ

[マリサ]

キャラID
: LF144-036
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 136

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マリサの冒険日誌

2025-05-08 18:17:56.0 2025-05-08 18:22:14.0テーマ:その他

離婚ルーキー 前編

 アストルティアに来た理由、皆さんは何だっただろうか。ドラクエが好きだから、友達に誘われて、などきっと色々な理由があると思う。今回お話に出てくるのはちょっと変わった理由でアストルティアに来たエル男の話

ーーー
 鯖9の風の町アズランにて、日向ぼっこをしている私にいきなりフレンドの申請が届いた。無言フレ申請は容認している方なので承認する。どうやら相手はエルフの男性でレベルも10と低い。ピンクと羽が目立つエンゼルスライム帽を被った彼はまさしくさっきアストルティアに来たと言わんばかりの初心者。

エル「こんばんは」

 フレチャットから挨拶されたので私も挨拶を変えそうと「こんばn」と打ちかけた瞬間


 「妻をドラクエ10の男に盗られて離婚しました」

マ「・・・はい?」

      離婚ルーキー

 私に出された文章の意味を再度読んで考える。・・・いやいや、ツッコミどころが多すぎるぞこれは。これは冗談か?私というまだ挨拶すら送ってない状態の初対面にこんな文章を送るか?こんな重い話を聞くことになるのはネトゲでももう少し仲良くなったら起こるイベントとかじゃないのか?などとぐるぐると頭が巡る。

「妻がやってたドラクエ10の男とオフ会してそのままホテ」

 彼が送ってきたこの文章から何分間か静寂が訪れる。あ、これは

マ「エルさん、チャットの文章はみ出てるぜ。文字制限あるんだ」

「文字制限あるのか、やりずらいな」

 この反応から見るとやはり初心者で、冗談ではなさそう。その後辿々しくチャットする彼と1時間ぐらいかけて会話した。一つの文章が返ってくるので5分ぐらいかかるせいで私は待つしかない。彼の話を要約すると、自分は会社で働いていて、奥さんは専業主婦、会話はほとんどなかったという。奥さんはよく自分の部屋に引きこもってゲームをしていて、ドラクエ10というゲームをしてることは知っていた。(エル男さんの話から推測するに、奥さんはドラクエ10が出たばっかりにやっている初期組、つまり十数年はやっている)そしてつい最近離婚を奥さんから切り出されて、訳を聞くとドラクエ10のプレイヤーと結婚するらしい。そして、説得を試みるも彼は数ヶ月前に離婚することになってしまった。

「・・・エルさんが、このゲームをしたいと思ったのは、何でなんだ?」

 私は聞いてみたくなった。返信を待って数分。

「僕は知りたい。なんで彼女が僕よりこんなゲームを選んだのか」

 彼のちょっと変わった冒険が始まる瞬間だった。

ーーー
 
「vcって何」

 数日が経ち彼からメッセージが届いた。フレ覧を見てみると彼は岳都ガタラにいる。最近はずっとそこにいる。レベルも変わってないのでストーリーは進めてなさそうだ。

「ボイスチャットだな。」

ーーー

「チームって何」

「チームっていうのはだな・・・」

 こうやって、質問されて私が答えるという日々が続いた。彼はまた岳都ガタラにいる。

ーーー

「オフ会ってどうすればいいの」

「お、オフ会?」

 オフ会なんて私もしたことがない。答えられない質問もある。私はドラクエ10の先生ではないのだ。

「オフ会は仲良くなってからしてる人の多いんじゃないか?」

「仲良くして、リアルで会うんだね」

「うんうん」

「何だか恐ろしいな。ゲーマーってのはやばいやつらばっかりなのかも」

・・・ん?

ーーー

 ある日、岳都ガタラに立ちよった。新しく手に入ったドルボードをメンメに見せに行くためだ。階段まで走っていると

「vcしませんか」

 最初はプレイヤーが白チャで誰かに話しかけてるなーぐらいの感覚だった。vcに抵抗のない人同士で遊ぶ人も最近は増えてきてるのだろう。階段を昇り、メンメにドルボードを見せる。ドルボードの色を見ていると

「僕とオフ会しましょう」

 あれ?

 最近聞いた単語の連続に私は違和感を覚える。いや、オフ会しましょうなんて言葉が白チャで、しかも前後に何も会話がない状態で発生するか?出会い厨のナンパじゃあるまいし。なんて思いながら、嫌な予感を胸に周囲を見回して白チャの発言者を探す。

 いた

 ピンクと羽が目立つエンゼルスライム帽を被った見るからに初心者。エル男。その目の前にいるのはウェディの女の子。彼女もエンゼルスライム帽を被った初心者であろう。白チャを書いては消してを繰り返し戸惑っているように見える。

 「ちょっと待ったああああああ!!」

 私はエル男とウェディ娘の間に割って入った。

 「あれ、マリサじゃないか。どうしたの」

 「お、おまおおまえ何してんだよ!この方と知り合いなのか!?』

 動揺を隠せない私はエル男の真正面に立ち、チャットの遅い彼の返信を待つ。
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