あなたはプレイヤーに騙されたことはあるか?それはおふざけの範疇か、完全に悪意のある騙された方なのか。どのゲームにも悪いやつはいるよな。今回のお話は、シリアスとちょっぴり人怖?犯人を捕まえれるのは名探偵、現実はそう甘くないので、1人の少女と
※今回出てくる一部のプレイヤー名は私が忘れてしまったため、仮の名前です。犯人探しやプレイヤー名で検索しないように。お願いします。
「前に言って保留にしてた罰ゲームを決めたぞ」
「呼び出されたと思えばやっぱりそれか。嫌な予感してたんだよな」
先日、こいつ(マル)と罰ゲームをかけて大富豪をした。言い出しっぺはマルで、私が勝ったら100万ゴールドくれるらしいのでそれに私もまんまと乗せられてしまい、負けて罰ゲームを喰らう羽目になった。しかも「罰ゲームは今度会う時までに決めておくよ」なんて歯医者の待合室で待たされる子供のように私はガタガタと怯えながら数日を過ごしていたらついにその日がやってきてしまった。
「えー、君には1時間、レンタルメイドになってもらう」
「は」
「君には1時間、レンタルメイドになってもらう」
「いやそれはわかった。なんだレンタルメイドって」
もう既に嫌な罰ゲームが決行しかけてるのは目に見えていて頭が痛くなる。
「いいか、俺は革命的な新事業を思いついた。それはレンタルメイド。俺が窓口になって依頼が来たお客と日時と場所と料金を決めてレンタルメイドを向かわせてお金をもらう。どうだ!天才的発想じゃあないか!」
「天災的だな」
継続を知らないこいつが思いついた金策は、何者かの罠に足を突っ込むことを、まだこの時の私達は知らない。
フィッシングトラップ
「まあそんな嫌な顔するな。君にもメリットがある。お金を200万貰ったとして僕が10%を貰う。残りは全部君のものだ。どうだ、嬉しいだろ!」
「待て待て、なんでこんなことにお金を出すやつがいるんだ。というかメイドって何するんだ。いかがわしいことじゃないだろうな」
「大丈夫、話を聞いたり一緒に遊んだりするだけでいいんだ。君はメイドのような見た目をしてるからちょうどいいしね。そしてこれにお金を出すマニアックな金持ちもいる。現にこれは2回目だ。マリサの前に既に一度テストとして1人行ってもらった」
胡散臭い話に思わずため息が出てしまう。・・・・・ただ、お金は欲しいのは実のところ。
「まあまだテスト段階だ。しかもマリサにはこの一回きりでいい。何かあれば窓口スタッフである俺に連絡してくれ」
「・・・まず今回の依頼の報酬金額から聞こうじゃないか」
ーーーー鯖34・アズラン宿屋前ーーーー
待ち合わせの時間近くになり、私はアズラン宿屋に訪れる。なんで宿屋なのか聞いたら特に理由はないらしい(絶対あると私は踏んでいる)。そして今回依頼してきた人はなんとエル娘で、お金が300万もくれるそうだ。罰ゲームで仕方なくとお金のためという理由が交互に押し寄せてくる。
扉を開ける
アズランの宿屋は左側と右側2部屋あり、地下に降りると温泉がある。
「マル、宿屋の中か?外か?」>マル
フレンドチャットでマルに待ち合わせの詳細を聞く。待ち合わせの場所になっても来ず、実は温泉に既にいましたなんてこともあり得る。
「ああ、そのへん確認してなかったや。聞いてみるね」>マリサ
一応部屋の中にいとくかと思い、私は部屋の中に入ろうとしたら
扉の開く音
お客さんが来たのかと思ってると、エル男とオガ男が入ってきた。私はなんでか隠れるように部屋の中に入り、息を潜める。きっとこれは、レンタルメイドなんてゆう今現在の仮の職業が私に恥ずかしさというデバフをかけて起こしている行動だ。何してんだ私は。
まあ、アズランの宿屋なんて案内人に話しかけるか宿屋で寝泊まりするか、温泉に入るぐらいしかやることなんてない。この部屋に入って来るなんて鯖9・10に降り立った初心者が探索がてらにすることだ。幸い、ここは鯖34。初心者もいるにはいるだろうけど、上級者の方が割合的には多いだろうし、鯖1~8程人の数も少ない。
まあ一応・・・とマスクとコートを着て目立たないようにして、冒険を中断するボタンにカーソルを当てていると
扉が開いた
入ってきた!?
すかさず私は冒険を中断ボタンを押してログイン画面に移動する。幸い入ってきたエル男は見えたが死角になっていたので姿は見られてない、はず。私は鯖を変えて一度場所を移動して、また鯖34に戻った。宿屋が遠くから見える距離にいるとさっきのエル男とオガ男が出てきて石で飛んでいくのが見えた。