面接って大半の人は緊張するものだと思う。幸いドラクエ10では、チームに入りたい時は入隊希望とその理由を書いても、書かなくてもいい。面接なんてないんだ。イレギュラーを除いて。
シークレットインタビュー
「それでなにか?チームの面接で怖くなって逃げて来たのか?w」
「そうだよ!マジ怖かったんだから!いや確かに100万貰えるからって行った俺もバカだけどさ」
親しくなった初心者のフレンド、がらくたくんの聞いてついニヤけてしまう。グレン城下町の掲示板を見て2人でチームを探してるとがらくたがそんな話をし始めた。
「どこで面接したんだよw」
「メギストリスで勧誘してて、面接はアズランの宿屋でやりますから・・・って。行ったら列出来ててさ。」
「結構いるんだな」
「全員プクリポだったからね。金に飢えたプクリポがあそこに集結してたんだわ。で、俺の番になって入ったらさ。椅子に偉そうに座ってるプクリポがいんの。そして言うんだよ。「お前は俺の手足になれんの?」って」
偉そうな座り方といえばしぐさ「王者の居住まい」だろう。私の脳内でプクリポが赤い椅子に座っている。
「それで?なんて言ったんだよ」
「は?って言ったよ。その後もなんか質問されたけど胡散臭い詐欺に引っかかったと思って何も言わず走って逃げた」
「くっっw」
「笑い事じゃねーよ!ほんとに怖かったんだからな!」
「すまんすまんwでも面白そうだな。私だったら100万払ってでも面接受けてみたいぜw」
なんてふざけて話した数日後、メギトリスで私は見つけてしまったのだ。
「チームに入りませんかー。面接で採用されれば100万G。プクリポ限定となってまーす」
マジでいんじゃん!でもプクリポ限定か・・・私エルフなんだよな・・・。と思ってると私の頭に名案が浮かんだ。それからおしゃれストリートに向かってから数分後。
マリ「こんばんは!プクリポです!面接受けたいです!」
「はーい、仲間誘うのでそれからアズランの宿屋向かってくださーい」
取っててよかった仮装メイクお試し道具!これがあれば2時間違う種族になっていられるのだ!
アズラン宿屋の扉を開けると、右の部屋の前に4匹プクリポが並んでいた。最後尾の後ろに私も立つ。それから1人30分程度面接したら、扉が開いて走って去って行くという流れが続いた。そうこうしてる内に私の番がきた。
「コンコン」
「いいよ」
ノック音をまわりでチャットで出し、入室する。中にいたのは黒い装束に身を包んだプクリポが偉そうに赤い椅子に座っている。
キリトリから仲間に誘われました
「まわりでじゃ聞かれるから、仲間で」
「わかりました!」
仲間に入るとキリトリに”メッセージを入力中”のマークが出る。私への1個目の質問はなんだろうか
「お前、俺の手足になれんの?」
「はい!なれます!」
即答した私に驚いたのかキリトリが入力中になっては消えてを繰り返す。
「マジか。でもさ、俺たちのチーム小学生限定なんだよね。お前小学生じゃないでしょ?」
「小学5年生です!」
思わぬプクリポ以外の限定条件に屈する事なく息を吐くように嘘をつく。いや、普段は嘘つかないから!善良な市民だから!
「マジか。俺小3だけど、お前俺の手足ね。」
「はい!」
もちろん本気ではない。小学3年生の手足となっていいようにされたいなんて思うショタコンなんかじゃないんだぜ私は。
「わかった。お前合格。メンバー連れてくるから、アジトに案内してもらって。」
チームに誘われた。名前は「秘密結社 イルティ」。
秘密結社?と思いながらも「あの、100万は・・・?」と慎重に私は聞いた。
「ああ・・・いいよ。でもこれ渡したら今度からはキラキラ拾ってきたりそういうの全部俺のね」
可愛い顔してジャイアンじゃん!
「わかりました!」
とりひきを申し込まれて100万Gを受け取る。お財布に入った100万G を見つめながら、さてどうしたものやらと思ってると秘密結社 イルティのメンバーがきた。さっきメギストリスで勧誘してたプクリポだ。
「アマネ、新メンバーで俺の手足、マリサだ』
「キリトリの手足、マリサです!」
「よろしく、じゃあアジトを教えるから、飛んでって」
言われた通りにアジトと呼ばれる場所へ飛んでオルフェアの住宅村に降り立つ。ここから私の小3手足ライフが始まるのか...?
「え」
「ん?・・・あ」
急いでしぐさ「かんおけ」で姿を隠す。
「今エルフだったよね・・・?」
やばい、仮装メイクお試し道具の期限が切れた!アズランにずっといたから期限切れたことわかんなかった...!