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福の神

タケリン

[タケリン]

キャラID
: DV346-575
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 90

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タケリンの冒険日誌

2015-01-02 08:07:12.0 テーマ:その他

妄想日記~天空の花嫁

(12月31日掲載の妄想日記の続編です。
 見てない方はまずそちらからご覧ください!)


※前回ついにスパークがバーリィの前に姿を
 現した。スパークの心理はいったいどこに
 あるのか…。




「バーリィ・・・僕は・・・」


スパークの呼びかけでバーリィは自分がしばし
茫然となっているのに気付いた。


「スパーク・・おかえり・・。
 任務は完了したの? 無事で良かった・・・」


「あ、ああ・・ちょっとケガしてしまって、
 アズラン温泉に寄っていたんだ。そこでタケリンとね」


「タケリンと?」


バーリィはタケリンへ踵を返した。


タケリンは口元だけ笑みを含んで見せた。
そしてスパークに対して鋭い目つきで
「おい」というような仕草をした。


スパークは意を決したように話し出した…。


「…タケリンから言われたんだ。
 『バーリィはオレが貰う』とね。
 僕は…知ってのとおり魔法戦士団の一員だ。
 危険な任務もしょっちゅうで、仲間を失ったこともある。
 いつ自分がそうなるか分からない。
 そんな自分が、バーリィを幸せに出来る訳はないと、
 いつも思っていた。
 すまない、君の気持ちだって知っていたが…」


「スパーク…」


「だから、タケリンからそう言われたとき、
 最初はこれでバーリィが幸せになれるならって、
 そう思った。
 でも温泉で…彼の去っていく後ろ姿を見たとき…
 バーリィを渡したくないって思いが湧き上がった。
 
 僕は彼を呼び止めた。彼は間髪入れずある賭けを
 申し出てきた。ジュレットで最初にタケリンが 
 バーリィに改めて交際を申し出る。今回の僕との
 やり取りも報告した上で、だ。
 それでもバーリィから断られた場合は、僕が
 バーリィの前に姿を現す、というものだった」


スパークはかぶりを振りながら続けた。


「結果はご覧のとおり。
 情けない話かもしれないが、自分の本当の気持ちに
 初めて気づかされたのかもしれない。
 僕は…君を誰にも渡したくない。
 今まで任務の為に戦ってきた僕は、タケリンの後ろ姿を
 見たとき、初めて自分の為に戦いたいと思った。
 タケリンを殺してでも渡したくない、そう思った。
 
 君が好きなんだ。もう逃げない。
 僕と…一緒になってくれないか…僕は…」


「は!?」


バーリィは、怒気を含んだ声を上げていた。
















  「何よ賭けって!?
 人がどんな思いで待っていたか知ってるの!?」


バーリィは思わず顔をおおって、嗚咽を漏らした。


「私はずっと待ってたんだよ!?
 スパークが無事で帰りますようにって!
 それが何よ!そんなこと知らない!
 私はスパークが居れば何もいらない!
 私にも苦労を背負わせてよ!
 一人で悩んだりしないで!私がずっと一緒に居るから!」


バーリィは取り乱してしまい、
支離滅裂なことを言ってしまってることは彼女自身
分かっていた。


それでも言わずにはいられなかった。
待ち続けた期間、貯め続けた想いを一気に吐き出して
しまい、彼女はわぁわぁと泣き出した。


スパークはそんな彼女の近くに身を進めた。
























「すまなかった・・・」


スパークは彼女を抱き寄せた。
彼女は彼の胸で泣きじゃくった。


「私…待ってたんだからね…
 ずっと…待ってたんだからね…」


「僕は…人を守るという単純な夢を叶える為に、
 魔法戦士団に入った。だから、死ぬこともいとわず、
 戦ってきた。でも今日から、君を守るっていう
 新たな夢が加わった。
 これからは死ぬことが怖いって思うかもしれない。
 でも、それでいいんだと思う。
 その境地になってこそ、本当に戦うってこと
 なのかもしれない。

 バーリィを愛している。
 結婚してほしい」



タケリンは2人を見届け、微笑を浮かべながら、
その場を去ろうとした。


スパークは思わず呼び止めた。


「タケリン! 君はワザとフラれるような言い方を…
 君って奴は・・・」




タケリンは振り向かないまま、言い放った。




















  Good luck !










-----完------







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