僕はついにマイスイートコンシュルジュ、
ロドちゃんの為に、家を建ててあげた。
アストルティアの世界が広しといえど、
コンシュルジュに家を買ってやったのはそうはいないだろう。
僕の家よりデカイ家なのだ。
ふははははは・・・。

だが、最近ロドちゃんの様子が少しおかしい。
理由を聞くと、どうも新しく雇ったコンシュルジュの
モルターとかいう魚人が、仕事に対して前向きではないらしいのだ。
ロドちゃんはあの手この手で色々手ほどきをしているらしいが、
本人はやる気をあまり見せないらしい。
おのれ、モルター。
我が愛しきロドちゃんを悩ますとは。
ロドちゃんは甘いのだ。
優しぎるのだ。
教育的指導がどういうものなのか、
私が分からせてやるわ。
まずはコソッと入って影からモルターの
仕事ぶりを見てやろう・・・。

ぬぬぬ・・・こやつめ・・・。
眠りこけておるわ、昼間から。
なるほど、ロドちゃんが苦労しているのも分かる気がする。
僕が入ってくる音にすら反応せず眠ったままとは、
なかなか図太い神経の奴だな。
しかたない。
大賢者の魔法の威力を思い知らせてやろう。
・・・覚醒呪文!
ザーザードザーザード…
スクローノーローノスーク…

ザメハドン!!!!!
Booooooooooo!!!!!!
「・・・・ウグッ!!!!」
む、起きたな。
だが、まだ我が存在を知られるわけにはいかん。
アストロン!

「うう…なんだ、とても気分の悪い寝起きだ…。
あれ?なんだアレ…。あんな銅像あったかな…。
気持ち悪い魚人の像だな…。同じ種族の像とは思えない。
ロド様が持ってきたのかな。趣味悪いな…。
あ、ロド様が帰ってくるまでに2Fの掃除しないと」
フフフ…ようやく仕事に戻ったか。
これからもちょくちょく見に来て僕も指導してやろう。
全てはロドちゃんの為に…。