今の私には、プレイベ等で人々を楽しませる以外にもう一つ目的があります。
私は半年前、リベラルファミリアにいた頃に完全を求めて金策に走り、レベル上げに没頭し、効率ばかりを気にしていた事がある。
その時は後の事を考えず、ただ必死に目的のために力を蓄え続けました。
そうして目的を達成した瞬間、先の事がまるで見えなくなり、しばらく途方に暮れる結果になってしまいました。
その時私は理解したのです。
完全を求め続けると、その完全を手にしたとき、人は何も見えなくなるのだと。
このゲームには、廃人やガチ勢など多くの人が完璧なスキル、完璧な装備、完璧なPSを求めてゲームを続けています。
でもよく考えてみてください、
DQ10のボス、雑魚敵はそこまでしないと勝てないほどの強さなのでしょうか?
耐性を100%にして、動きも完全にマスターしてないと勝てない敵など存在するのでしょうか?
そんなことはありえません。
全てパーフェクトな状態で当然のように勝利するのと、何度も死んだりピンチに陥ったりしてやっと勝利を勝ち取るのなら、私は後者のほうがきっと面白く、感慨深いと思います。
全てが全て揃っていたのではきっと感動もないつまらない戦いになるでしょう。
私はこれらの事を踏まえた上で、3つの不文律の元にドラクエをプレイしています。
1、効率はあまり求めない
2、装備や耐性はある程度あれば妥協する
3、全職フルカンストは絶対にしない
私は廃人やガチ勢のような完璧主義者のようにならずとも、雑魚敵やボスを楽しみながら倒せる事を証明したい。
装備はある程度でもいい、耐性も無理して100%にはしなくてもいい、PSは自己満足のためでなく、他の装備に余裕がない人、慣れていない人のために極める。
それくらいがこのゲームを楽しむのに丁度いいのだと私は思います。
全てが満ち足りた人など存在しない、ある程度不足した部分があるからこその人間です。
私はこの考え方を「不足の美」と呼んでいます。
この考えは、ガチな人々、廃人と呼ばれる人々を否定する考えとなってしまうかもしれません。
ですが私は、もう見たくないのです。
完全を求めたが故に破滅していく人を・・・
私のもう一つの目的とはこの不足の美を探究し、初心者の人やライトゲーマーといった人に、完全を求めなくてもこのゲームは楽しめる、不足した部分を皆で補いながら強大な壁を乗り越えた時に得られる充足感を教えてあげたいのです。
そのために私は魔王を名乗り、これからもっと強くなると決めました。
自分の不文律の範囲内でどこまで強くなるか・・・
一種の賭けに挑戦していきたいと思います!
おまけ、
魔王の所業1、赤い傘、死す
ネルゲルの鎌はしょっちゅう何かに突き刺さって大変ですw