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闇の騎士

バアルゼブル

[バアルゼブル]

キャラID
: GN905-914
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 130

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バアルゼブルの冒険日誌

2016-07-05 23:40:44.0 テーマ:その他

ブラックジャスティス 第二話 「ナレーションの災難」 前編

『アズラン近辺のゴミ捨て場』にて・・・

???「おお・・・なんてことだ・・・」

???「我が弟分よ!」

その影は、今やただの断片と化した「ザッコン」だったものを見つめて叫んでいた。

???「腕も足も、お前の自慢だった腰の玉も全て打ち抜かれておる・・・」

???「そしてこの涙の跡、さぞや惨たらしい死に方をしたのだろう・・・」 
???「おお、ザッコン・・・お前がいなかったらわしは、わしはぁ・・・」

その影は、時間を忘れてただただ泣き続けた。

かつて兄弟としてあの畑で過ごした日々、その中で生まれた思い出。

全てが無に帰してしまったその悲しみは、次の瞬間・・・

???「ウルァァァァァァ!!!」

???「・・・ザッコンを殺した者にザッコン以上の苦しみを与え、絶望の淵に落としてから殺してやりたい・・・」

???「やりたいじゃない・・・やるのだ!」

マッド「このマッドラディッシュが!貴様を骨すら残すことなく殺し尽くしてやる!」

URAAAAAAAA!!!!!




・・

・・・


ザッコンを殺してから一週間後、

ブラックジャスティスは武器と情報を仕入れるため、あるBARを訪れていた。
カランコロンカラン・・・♪

マスター「悪いな、店はまだ準備中で・・・なんだお前さんか」

ブラック「客に向かってそれはないんじゃないのかマスター?」

マスター「どっちのほうも特別割引要求するような客に言われたくはないね」

ブラック「自分の行いを考えれば当然だろう?これでもかなり譲歩しているんだ」

マスター「それで?今日はどっちの客なんだ?」

ブラック「裏のほうだ。先日注文したブツは?」

マスター「ちょっと待ってな」

そう言うとマスターは一つの段ボール箱を取り出した。

マスター「鉄砲のマガジンパック5つと3種のグレネード、そしてオーダーメイドの麻酔銃だ」

ブラック「先日ちょっと弾を撃ちすぎたからな・・・マガジンをもう少し追加できないか?」

マスター「そう言うと思って用意してあるぜ、中見てみな」

ブラック「ふむ・・・確かに。これであとヴィラン5人は殺れる」

ブラックは補充した弾丸を銃に装填し、麻酔銃の状態もチェックし始める。

マスター「ヴィランに繋がる可能性がある情報もあるが・・・聞くか?」

ブラックは無言で頷く。

マスター「最近一部の地域でヤバい病気が蔓延しているのは知っているか?」

ブラック「ああ、私も今朝の新聞で見たばかりだ。大根病だろう?」

マスター「感染した奴の体から大根が生え、人体に様々な悪影響を及ぼす病気だ」

マスター「発病してから1週間たつと苦しみ悶えながら死んでいくらしい」

ブラック「それくらいは知っている」

マスター「まあ最後まで聞け。俺の友人が偶然大根病の発症現場に出くわしたらしいんだが・・・」

マスター「不幸な奴が発病する前、どこかから針が飛んできたらしい」

カチッ

ブラックは整備の手を止めていた。

マスター「その針が刺さった瞬間発病したらしく、針が飛んできた方向を見たら何がいたと思う?」

ブラック「まさか・・・」

マスター「でかい葉っぱを生やした男だ、すぐに逃げ去ったようで証拠の写真もブレブレだが・・・」

マスターは一枚の写真をブラックに見せる。

ブラック「!!!」

マスター「どうした?知っているのか?」

ブラック「私がこの前銃殺した奴に・・・とてもよく似ている」

マスター「何?」

ブラック「ザッコンというカブの怪物だ、正直大した相手でもなかったが・・・」

マスター「もし調査する気なら、まずはレンドアにある病院へ向かえ。大半の患者はそこに収容されている」

ブラック「よし、すぐに行こう。また来る!」

ZOOOM!!!

マスター「・・・変わっちまったもんだな」

マスター「あいつも・・・俺も・・・」

マスター「・・・あ!あいつ金払わずに行きやがった!!!」

マスター「AIIIIEEEEEE!!!」

近所迷惑を顧みぬ悲哀と怒りの籠ったシャウトがBAR周辺に響き渡った・・・

(中編へ続く!)
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