ミカウの冒険日誌

前回は・・フォーゼルとの戦いにキノウノヨゾラも加わり　いよいよ最後の一押しに
ミカウたちと　シャルルたちはこの戦いに勝つことができるのか フォーゼル「おのれ・・　小癪な奴らめ・・・」
ミカウ「フォーゼルさん　あなたは今まで多くのものを奪われ　失ってきた」
「故に　その痛みを誰よりも知っていたはずだ」
「その痛みを知っている奴が　これ以上奪って　破壊し尽くそうってのか」
フォーゼル「そうだ・・　この痛みを知っているからこそだ・・」
「もう誰も悲しみに暮れることがない方法　それは　全てを無にして　失うものを無くしてしまうことだ！」
ミカウ「それが大きく間違った話だって　いい加減」
「そろそろ　気づいたら　どうなんだぁ！」
高く飛びあがったミカウがフォーゼルの胸元に剣の塚を叩き込む
そして　大きく怯んだフォーゼルを剣で一撃斬る
シャルル「いい加減　目を覚ましやがれ！」
シャルルたちもフォーゼルに攻撃を叩き込んだ
フォーゼル「ぐおおお」
ミカウ「見えたぜ・・　突破口が・・」
「といっても　今回はありったけの力で突っ込むだけだがな」
「シャルル！　お前のいう脳筋でやってみるぜ！」
シャルル「ああ　いってまえー！」
フォーゼル「こしゃくな・・　まだ終わらぬぞ！」
フォーゼルは翼を剣の形に変え　そこに力を込めると　剣の形になった翼が光り始める
そして　それでミカウに切り掛かる
ミカウは力を集中し　目を見開くと　フォーゼルに切り掛かる
両者の剣が勢いよくぶつかる
フォーゼル「破壊こそ正義だ！」
ミカウ「破壊による救いは一瞬だ　だが　その後に奪われた悲しみは永遠に残る！」
両者が激しくつばぜりあいをする
ミカウ「これで　最後だー！」
ミカウがより一層力を込めると　ミカウの剣が　フォーゼルの剣を粉々に砕き　フォーゼルの体を斬った
フォーゼルの体が空中に吹っ飛ぶ
その瞬間　眩しい光があたりを包む

その光が止んだ時　目の前には　元の姿に戻ったフォーゼルが倒れていた
ミカウ「フォーゼルさん」
ミカウたちが駆け寄ると　フォーゼルが静かに体を起こす
フォーゼル「ミカウさんたち・・」
ミカウ「どうです？　破壊こそ救いだと思いますか？」
フォーゼル「いや　破壊は何も残さない　恨みと悲しみだけが永遠に彷徨い続ける」
「私が間違っていました・・」
ロメオ「うん　よかったよかった　ようやく元のマスターに戻ったな」
カイル「ああ　一安心って奴だな」
フォーゼル「全く何から何まで・・　皆様にはどれだけ感謝しても足りないくらいで・・」
ミカウ「まぁ　細かい話は後ですね　ひとまず　ギルドに戻りやしょう」
フォーゼル「ええ・・」
一同はミカウを先頭にギルドへ向かっていった




取り戻された平和
次回　クエストキング　最終回！