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ガオー牙王

イッキュウ

[イッキュウ]

キャラID
: MO364-367
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: レンジャー
レベル
: 138

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イッキュウの冒険日誌

2026-04-14 14:57:29.0 テーマ:その他

光を継ぐ者達 第五章 終焉の果て 第四話 光なき空

 第四話 光なき空

 終焉王ネクロ・フォドラス。
 その名が世界に刻まれた瞬間、世界が軋んだ。

 空気が震え、大地が沈む。
 まるで存在そのものを拒絶するかのように、世界が悲鳴を上げていた。

 見えない圧力が空間を押し潰す。
 呼吸をするだけで肺が軋み、骨の内側にまで重さが染み込んでくる。

 魔王は、自らに宿った力を確かめるように視線を落とした。

 腕を持ち上げる。
 ただ、それだけの動作。

 ――だが、その瞬間。

 轟音すらなく、世界が裂けた。

 洞窟の天井が――消えた。

 砕けたのでも、崩れたのでもない。
 そこにあったはずの“存在”が消滅した。

 ぽっかりと空いた先に、濁った空が露わになる。

 魔王は三人を一瞥した。

 リク。セリア。バロム。

 その視線に意味はない。
 すでに役目を終えた塵。

 「さて、始めよう」

 無機質な声とともに、魔王の身体が浮かび上がる。
 ゆっくりと天へ昇り、やがて空の頂へ至る。

 そこで腕を広げた。

 その瞬間、魔力が解き放たれる。

 禍々しい膨大な力。
 それは単なるエネルギーではない。

 存在そのものを侵食する“終焉”。

 空が覆われる。
 黒い波が広がり、青を塗り潰していく。

 色が消える。

 そして――現れた。

 黒い太陽。

 光を放たず、ただ光を喰らう闇の核。

 それは静かに脈打っていた。
 まるで世界の心臓を握り潰すかのように。

 「さあ、終焉の時だ」

 その声と同時に、昼が夜へ変わる。

 光が消え、世界は完全な闇に覆われた。

 輪郭が曖昧になり、存在が希薄になっていく。

 空を飛んでいた鳥が、一羽。

 羽ばたきを止め、音もなく落ちた。

 命が消える。

 遠くで山が崩れた。
 だが、その音すら曖昧だった。

 空気が死んでいく。

 吸い込むたび、肺が拒絶する。
 生きるための空気ではない。

 ただの“無”。

 リクは仰向けのまま、その光景を見ていた。

 視界は歪み、それでも理解してしまう。

 ――世界が終わる。

 「なんだよ……これは……」

 声が震える。

 視界の端にセリアとバロム。

 動かない。
 かろうじて生きているだけ。

 リクは再び空を見た。

 黒い太陽。

 終焉そのもの。

 涙が頬を伝う。

 熱いはずなのに、どこか冷たい。

 (……終わる……)

 思考が沈んでいく。

 抗えない。
 どうにもならない。

 魔王の声が響く。

 「全ての生命よ」

 祝福のように穏やかで、狂っていた。

 「祝福の時だ」

 黒い太陽が脈打つ。

 「世界の終焉という名の死をもって、我は祝福を与える」

 確定された言葉。

 「我を崇めよ」

 黒い太陽が降下を始める。

 空間が歪み、重力が狂う。

 光が失われていく。

 世界が終わりへ向かう。

 (……ごめん、みんな……)

 意識が遠のく。

 音が消え、光が消え、思考が薄れる。

 すべてが遠ざかる。

 リクの意識が闇に沈む。

 抗うことすら許されないままに。

 ――静寂。

 完全な無。

 その中で。

 声が響いた。





    「諦めるんじゃねぇぜ!兄弟!」




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