ひつじおとこの冒険日誌

黄昏よりも暗き存在 (もの) ――

血の流れよりも赤き存在 (もの) ――

時間 (とき) の流れに埋もれし偉大なる汝の名において

我ここに闇に誓わん　我らが前に立ち塞がりし

全ての愚かなるものに　我と汝が力もて　等しく滅びを与えんことを





その昔、そんな詠唱と共に発現する強力なスペルがありまして、

あぁ、なつかしやなつかしや。




そんな

まさに黄昏よりも暗き存在にして

太古の王が眠りしピラミッドの守護者

『 ダーク・ネビュラス 』





背中から発射される無尽蔵のミサイルは

辺り一面を焦土と化し

プレイヤーのＨＰを根こそぎ奪っていく。

そしてオーバーテクノロジーによってもたらされたエネルギーは

ダーク・ネビュラスに永久機関の如き極大なＨＰをもたらし、

いつまでも終わらない戦闘に対して

何も知らないで付き合ってくれたチームメンバーに

『 これ、ＨＰどれだけあるの？ 』

と言わしめたほどである。


突然連れていって、そこは申しわけないと思っている。




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とにかく、やっと倒せました。

チームメンバー２人と

サポートモンスターのドラキーくんに手伝ってもらっての勝利です。


クセの悪い状態異常は無い代わりに

とにかくこちらの防御力を無視した圧倒的攻撃力と

メカ特有の固さと疲れ知らずの体力を持ったモンスターで、

プレイヤーは如何にＨＰとＭＰを切らさず耐え抜くか、といった

『 死の持久戦 』を強いられます。


ボス扱いではないフィールドにいる強力モンスターは

現時点ではこのダーク・ネビュラスを含めて2体なんでしょうか。

次は赤き存在(もの)を倒してみたいものです。