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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 140

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レニィアーゼの冒険日誌

2026-04-13 17:28:43.0 テーマ:その他

『外された声が、世界を欲した瞬間』

少年?

君は、表現者だわ。

ネアは静かにそう言った。

(当初の目的とは違う)
(とんでもないものを見つけた)

(この声も、この感性も——欲しい)

一瞬の間。

そして、切り捨てる。

「ヴォーカルは二人も要らない」

ツナグ「……え?」

その一言で——

ツナグは、外された。

「どういうことだよ」

ネアは迷わない。

「少年は——ここまで」

「“感じる”ことはできてる。でも——」

「“支配する”ところまでは来てない」

ツナグは言葉を失う。

ネアは続ける。

「楽譜を一瞥しただけで、“再現”じゃなくて“自分のものとして鳴らす”」

「そこまで来て、初めて——ステージに立てる」

空気が変わる。

「さあ——ここからが本番だ」

“ジャスト”の新曲。

観客が沸く。

その熱の中で、音が始まる。

——それは、もう演奏じゃない。

構築された“世界”だった。

歌が空間を支配していく。

(……違う)

(届く、じゃない)

(響く、でもない)

(——捕まれてる)

ツナグは息を呑む。

同じ“歌”のはずなのに、何もかもが違う。

ヴェルが低く呟く。

「わかるか、ツナグ」

「俺たちの音とは、“届き方”が違う」

そして——

「ネアは、お前と同じで作詞もヴォーカルもやってる」

一拍。

「それに——あいつがなんて呼ばれてるか知ってるか?」

「“リアルを忘れるほどの歌声”——」

「魅了の歌姫。“リアルロスト”」

ツナグ「……」

「現実ごと奪う歌を歌う存在だ」

ステージの上で、ネアは歌い続ける。

圧倒的な声量。

圧倒的な完成度。

観客の熱が爆発する。

完全に、支配されている。

ツナグは拳を握る。

(すごい)

(全部、正しい)

(全部、完成してる)

——でも。

「……つまんねぇな」

カナデ「……え?」

ツナグは視線を上げる。

「つまんねぇのは——」

「観てるだけの自分だ」

自分の中で、何かが切り替わる。

憧れじゃない。

羨望でもない。

——欲しい。

「あっちに行く」

「ステージに立ちたい」

その瞬間。

憧れは、意志に変わった。

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