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砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: パラディン
レベル
: 137

ライブカメラ画像

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ノノの冒険日誌

2014-06-30 09:21:15.0 2014-07-02 14:46:37.0テーマ:その他

ゆうはん。(仮)26「さぁ、お説教タイムのはじまりだ。勇者よ、きみの罪を数えるがいい……!」 「すみません、むしゃくしゃしてやりました、私。――反省はしていません」 「ちょいちょいちょいちょーい!」


  第3章 その5


「……ていうか、ダメぢゃね? なんていうか、もう、勇者とか、かんけーないよね、うん、人として、ダメでしょ、そーゆーことするのは!」

 再び泉へと突き落とされた少年だったが、どうにかこうにか、這い上がった。
 ……あ、そうそう、案の定、女神とかは居ませんでしたよ? 金とか銀とかの選択もございませんでしたので、あしからず。
 んなことよりも――。
 何故だろうか、這い上がるとき、また、蔑んだ目で、見られた気がする……。
「……つぅかさぁ、きみ、勇者じゃないなら、なんなの? わざわざこんな危険な森の中まで、ただ水汲みに来ただけっていうの?」
「はい。さきほども言いましたが、それが私の使命なのです」
「ふ~ん。でもさ、そんなの村の大人が来ればいいんじゃないの?」
「いえ、その村では謎の病が蔓延していて、自由に動ける大人たちが、それほどいないらしく」
「じゃぁ、その水を持って帰って、村人に配れば、解決なワケだ」
「いえ、そうではありません」
「ん? どゆこと?」
 ――だって、あらゆる病に効く聖なる泉の水なんだろ?
「その病というのが、このさらに奥地にある山に住む、モンスターの仕業なのです」
「……はぁ?」
「全ては、そのモンスターの呪いのせいなのです。呪いによって、村人たちは病に侵されているのです。つまり、その元凶を断たねばならないのです。しかし――」
 淡々と少女は続ける。
 ……あれ? おかしいな、今はお説教タイムだったはずなのに……。
「――そのモンスター住処は、邪悪な結界によって守られています。そこを突破するために、この水が必要なのです」
「ええっ? ……モンスターも倒しに行くの? じゃ、その水を持って、そのまま行けばいいんじゃん? なんで、また、わざわざ村に戻るのさ? ……あ」
 そぉか。
 まさか、自分がいるから――? と、少年は思い至る。
 子供なんて、完全にお荷物だ。足手まとい、いや、それ以下だ。下手をしたら人質にされてしまうかもしれない。そうなっては、勇者とは言え、ろくに戦えやしないだろう。
 ――が、
「この水を素材とした、聖なる衣がなければなりません」
「???」
 意味が分からないよ――、という顔をした少年だった。
「結界とは、邪悪なる炎。決して燃え尽きることなく、あらゆるものの侵入を拒みます」
「は~ぁ?」
 たまらずに、間抜けな声を上げてしまった少年だった。
 ……おいおい、なんかだんだんややこしくなってきたぞ……。
 ちょっと整理してみよう。
 つまり、
 この泉の水で聖なる衣を作る → それ着て結界突破する → モンスターを倒す
 まぁ、そうやって言ってしまえば簡単に思えるのだが……。
 しかし、少女がさらに続ける。
「ちなみに――、衣を織るには一度都へ出てとある有名さいほう職人にお願いするしかないのですがしかしその職人というのがかなりの高齢者で今となってはもう機織りは難しいようでどうやらひとりだけ弟子がいてここはもう彼にお願いするしかありませんがこの弟子といのがまた厄介者らしく過去に仲間割れをしたせいで簡単には他人を信用出来ず荒んでしまい毎日町でギャンブルに明け暮れ説得するには金貨千枚でも足りないとのことでああなんと言いますかこう信じるこころ的なものでもあればいいのに仕方がないのでとりあえず私はコツコツ貯金してはいるのですけど昨今のモンスターたちの急な成長に自身の装備を整えるのにもままならず未だに銀のレイピア一本でこれがまた出来の良さ最低もちろん錬金効果無しでなんとか日々を凌いでいるワケですけどあージャックポットってなかなか当たらないのですね本当に当たるものなのでしょうかていうか空から金貨百万枚落ちてきませんかねー?」

「うおおおおおいッ! ちょいちょいちょいちょーいッ!」

「はい? なんでしょう?」
「長いッ、長いよッ! 話がッ! っていうか、後半、きみもギャンブルやってたよね! ダメだよ! 遊んでる場合じゃなくねッ? そういうのはお金と時間、たっぷりとした余裕のある人がすることだよ! …………あと、もういっこ、いいかな?」
「なんでしょうか?」

「ちょー・め・ん・ど・く・せえええええッ!」

「悲しいけど、これ、冒険なんですよね」
「そうだけどッ! つか、どこの中尉だッ! てか、なに? そういうもんなの? 冒険って、そんなに、面倒くさいもんなのッ?」
「さぁ? よく、わかりませんが、私は、言われた通りに行動しているだけですので」
「それでもまだ勇者としての自覚は無いとッ?」
「はい」
「ただのお人好しぢゃねッ!?」

 しょうねんは おもった!

 ……コイツはダメだ。はやくなんとかしないと。





 つづく。

※この物語はフィクションです。
 
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