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砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 踊り子
レベル
: 132

ライブカメラ画像

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ノノの冒険日誌

2014-08-02 09:50:11.0 2014-08-03 10:26:44.0テーマ:その他

ゆうはん。(仮)35 マオと、フィーア。



 第3章 その14


 ややあってから、解放してやった。
「も~~~! ピクシー虐待反対だゾっ、ぷんぷんッ!」
 頭から蒸気を出して真っ赤になった妖精さん。
 だがそれは、お互い様だ。
「知るか! 余裕ないって言ってんだろうが!」
「だぁかぁらぁ! ボクの出番なのぉ!」
「はぁぁッ?」
「この先、冒険のヒントを勇者様に提供するのが、ボクらピクシーの役目なのぉ!」
 ……またか。今度は、ぼうけんのヒント、だと?
「ほぉほぉ、それじゃ道案内でもしてくれるって言うのか?」
 その他、例えば敵の弱点属性とか、倒す順番とか、逐一、教えてくれるのだろうか?
「まぁ、そうねぇ。平たく言えば、そんな感じヨん♪」
 ようせいさんは みわくのウィンクを はつどう!
 しかし、
「いらん」
 しょうねんには きかなかった!
「いきなり出てきて、これ以上、話をややこしくするな!」
「えええええーッ?」
「お前の助けなんぞ、必要ないって言っているんだ」
 少年は出口へと向う。
 ちなみに未だ洞窟内部、ここは大広間の中なのだ。
「いやいやいやいや! 連れてきなさいよぉこのボクを~~~!」
 きゅるりら~ん、と光の尾を引いて、妖精が少年の眼前に躍り出る。
 少年は構わず通路へと歩き出した。
「ちょっとちょっと~~~! ひとりでどこ行くんさね~~~ッ?」
 ……どこへ、だと? 決まっている……!
「あいつを探しにいくんだ!」
「あ・い・つ? んー、あいつって……、だ・あ・れ?」
 しょうねんは ようせいさんを ぎゅーーーっと した!
「あだだだだだだだだ! でる! でちゃうからぁ! そんなとこ、押しちゃだめええええええ!」
 ややあってから少年は妖精を、ぽいっ、と投げ捨てた。
 いくらかおとなしくはなったが、それでも浮遊を止めず、へろへろと漂いながらも少年の顔面付近に、まとわりついて来る。ちっ、しぶといヤツだ。そんなにトドメがほしいのか?
「ちっ、しぶといヤツめ。そこまでトドメがほしいのか?」
「ひ、ひどいわっ、また声に出すなんて……!」
 やたらと自己回復力の高いヤツだった。だから勝手に心を読むな!
「も~~~! 妖精保護法で訴えてやるんだからねッ!」
「おうおう、勝手にしろ~い。だからついて来るな。まとわりつくな。羽音を立てるな」
 しかし妖精さんは、きっぱりと、
「イヤよ!」
 断固拒否っ!
「なん……だと……?」
「アンタが何者だろうと、ボクがサポートしたげるんだからネ♪」
「……ッ!?」
 それは、少年の中を過る、言葉。

「――あなたが誰であろうと、私が守ります――」

「お前……、なんで……、そんな……?」
 どうして、誰も彼もが、そこまで強くなれるのだろう?
 一体、何がそうさせるんだ?
 ようせいさんは いった!
「え? だって、それがボクの使命なんだもん。何があっても、ボクを解放してくれた者に、全力でサポートする。って、ボクは、そういうふうに設定されてるから……って、ああああ! まぁた言っちゃったよおおおん!」
 うわああんうおおおんっと身悶える妖精をよそに、少年はひとり呟いた。
「使命……、使命か……」
 しょうねんは おもった!
 ……あいつ、最後まで、魔王だって認めてくれなかったよな。何者かは分からないけど、恐らく、別の魔王がいるんだ、自分のほかに。もしかして、あいつは、先に進んでしまったんじゃないのか? たったひとりで。
 ならば、余は……、いや……、
「おい、ようせい! いいか、よく聞けよ?」
「?」
 妖精は、きょとんとした顔で少年の言葉を待った。
 そして――、

「ぼくはマオ。勇者マオだ。ぼくの使命は、――魔王を倒すことだ!」

「あれあれ~? な~んだ、やっぱり勇者だったのネっ! おk! 任せて! ボクがきみを完全サポートするよ、勇者マオ!」
「ああ、よろしく、頼む」

 たん たーら たんたんたー たん たーら たんたんたー
 たららららら たららららら たーーーん たーーーーーーん♪

 ようせいさんが なかまにくわわった!




 ――いいじゃないか、この際、ぜんぶ認めてやるさ。
 すべての出会いは、無駄じゃぁないんだろ? な?
 だから、……待っていてくれ……!

 剣の柄を、ぎゅッと握りしめ、少年は歩き出した。


 第3章 完。


※この物語はフィクションです。





























































「ところでさぁ、お前、なんて呼べばいいの?」
「ん? ボク? ボクはようせいさんだヨ!」
「あ、いや、そうじゃなくて……、なんつーの、こう……」
「ああ、そゆことね! ボクの名前は――、フィーアだヨ♪」
「……ッ!?」
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