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砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 踊り子
レベル
: 132

ライブカメラ画像

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ノノの冒険日誌

2015-08-12 06:23:59.0 2015-11-06 18:15:25.0テーマ:その他

ゆうはん。(仮)53 「裏切ったな! 俺の気持ちを裏切ったなぁ!」 「悪いわね。世の中、武器屋だけじゃ食べてけないのよ」 「やっと就職先、見つけたと思ったのにぃッ!」 「アンタ住み込む気だったの!?」


 第4章 その18


「……………………はッ!? ここはドコッ!? 俺は誰ッ!?」

 詩人は目を覚ました。
「いや、知っている。この俺は、さすらいのうたびと、いわゆる、吟遊詩人ってやつだ。世界を気ままに旅して巡る、ちょっと夢見る、真剣・二十代! なんだぜ。よろしくな! しか~し、ここはドコだ? ドコなんだ? いやまぢで。っていうか、うぉぉぉ気持ぢ悪ぃぃぃ……ッ!!!」
 ヒドイ頭痛が襲い掛かった。それはまるで、浴びるほど酒を飲んだ次の日のような感覚。……いや、待てよ。俺は酒には強いほうだぞ。こんなに悪酔いするはずが無い、ていうか、まだ一口しか飲んでないような? ……詩人は濁流に揉まれる頭の中で徐々に記憶を取り戻そうと――、

「お目覚めかい?」

 扉が開き、男が入って来た。近づく気配。
 ふいに詩人は気が付いた。自分が、床に転がされていることに。さらに両手は後ろ手に縛られていた。
 男は酷く冷たい目で、詩人を見下ろしている。
 屈強そうな男だ。素手で獣も仕留められそうな威圧感がある。
 しかし詩人は喚きも騒ぎもせず、そのままの格好で男に訊ねた。
「あんた……何者だ?」
「ほぉ。よく、落ち着いていられるものだね」
「まぁな……こんな状況、こちとら初めてじゃないンでね」
 詩人にとってこの仕打ち、二回目なのである。
 あのときは風呂場だったしな。しかも、目隠しされていたし。
 それにくらべりゃぁ、服も着てるし目も見える。多少頭痛はするが、随分マシな気がするぜ。
 と、詩人が感慨深く思っていると、
「あー……、きみ、そっち系の人か~……」
 おとこは に・さんぽ あとずさった!
「距離を取るなッ! 別に俺、そういう趣味じゃないからねッ!?」
 ……ここに来てようやく声を荒げた詩人さんである。
 と、
「ホント、バカなヤツね」
 男が下がったほうから、若い女性の声がした。
 詩人はそれを凝視した。
「てめぇ……謀ったな……!?」
 武器屋の娘がそこにいたのだ。


 ――もう遅いから、今日は店仕舞いにします。
 いつの間にか店に帰って来た娘がそう言った。確かに、あのときすでに外は夕暮れだった。
 それまで店番をしていた詩人は、約束の報酬――尋ね人である少年の目撃情報――を、閉店作業を手伝いながら待った。
 せっかくなので、食事にしましょう。ゆっくりお話でもしながら、どうです? と、娘の誘いに、詩人は乗った。
 ワインはいけますか? 娘はグラスを差し出した。娘の部屋で、だ。
 時は来た、若い娘と、美味い酒――、最近の詩人さんと来たら、やれ護衛だ子守りだ迷子捜しだ店番だ、と、ゆっくり一息つく暇もなかったものなのである。
 詩人はグラスの中身を一気に飲み干した。
 これくらいは罰も当たらんだろう。――カミサマだって何も禁止なんかしていないはずだ……!
 ――と、そこまでである。

 以上、回想、おしまい。

「うぎぎぎぎぎ……ぃッ!」
 しじんさんは ちのなみだを ながした!
「ちょ、なにコイツ、こわぁ……ッ!」
 やった!
 むすめは じゃっかん ひいている!
「うおおおぉ、思い出したぜ……コノヤロウ……ッ! よくも……よくもぉ……!」
 歯を食いしばり過ぎて今にも吐血しそうな勢いの詩人さんだ。
「そ……そちらの事情は、なにかよく知らないが、うん。まぁ、良くやった。あとは任せておけ」
 おとこも じゃっかん ひいていた!
 だが、引きつつも、男は再び詩人に近づいた。恨めしそうな詩人の視線を他所に、娘は部屋を出て行ってしまった。

 詩人は不自由な身で辺りを見渡した。薄暗く、積み荷のようなもので囲まれていて、狭い。どこかの倉庫だろうか。薬品で眠らされ運び込まれたとしたら、二日酔いに似た頭痛の正体は、その後遺症のせいか。
 だが、それとは違う、酔いがある。不規則なリズムで、部屋全体が静かに揺れている。
「さて。訊こうかね」
 男が声を落とした。文字通り、足元に転がる詩人に、だ。
「なにを?」
 詩人に心当たりはない。何故自分がこんな目に合うのか、自身にはその理由が見つからなかった。あるとすれば……、
「あの子はどこだ?」
「…………」
 やはり、か。何か知らないが、コイツもあの黒服の連れである、少年を捜しているのだろう。
「いや、むしろ、俺も捜しているンだけどなぁ……」
 しかし、詩人の言葉を遮るように男が続ける。
「とぼけても無駄だ。お前がこの街へ連れて来たことは分かっている」
「ん?」
 連れて来た……? いやいや、連れて来たのは黒服だろ? 俺は、はぐれたソイツを捜しているんじゃないか。
 が。
「あの小娘はどこへやったと訊いている!」

 こむすめ……って?
 まさか……ッ!?


 つづく!
※この物語はフィクションです。
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