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砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 踊り子
レベル
: 132

ライブカメラ画像

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ノノの冒険日誌

2024-05-31 23:31:04.0 2024-07-10 00:06:11.0テーマ:その他

105【ゆうはん。】「しかし、バケモノですか。恐ろしいですねぇ。それでは若さま、気を取り直して先を急ぎますか」「ねぇ、ねぇや。この辺りってまだウチの国内だよね?」「……ぎくッ!」【まおぼく】


  第6章 その5

 王子と女騎士は集落を訪れた。
 簡素な住居が並ぶ小さな村だった。
「誰も、いないのでしょうか?」
 不思議に思う女騎士。
 ふたりは静まり返った村の中を進んでいく。
 するとひと際大きな家に差し掛かったとき、中で気配がした。
「おじゃましまーす」
 こともなげに王子は引き戸を開いた。広間には大勢の村人が輪になっていた。 
 ひとりの男が全員を見渡して声を上げた。
「――では。その娘に決定ということで。皆の者、良いな?」
「おお、なんということだ、我が孫娘が選ばれてしまうとは……!」
「いいのよ、おじいちゃん。私なら大丈夫だから……」
 なにやらただ事では無い様子だ。
 それを見ていた王子はスッと村人たちの輪の中に入り込んだ。
「あのぅ、これは一体なにが行われていたのですか?」
 王子はすぐそばの村人に声を掛けた。
「……はて、見慣れぬ顔だな。こんな名もない寂れた村に何の用じゃて」
「この村の近くに化物が出たと聞いてやってきました。良ければ詳しく教えてくれませんか?」
「数日前のことだ。恐ろしく巨大な化物が突然現れおってな。そやつが生贄を要求してきたのだ」
「いけにえ、ですか?」
「女子供を差し出さぬと村を滅ぼすと迫られているのだよ」
「なるほど。では、あちらの方が――まさか?」
 中央にいる若い娘に目をやる王子。
「そうだ。村の者全員でクジを引いてな、それで選ばれた生贄だよ」
「なんということを……!」
 呻きを漏らした女騎士だ。
 皆の中心で目を伏せて村娘は少し微笑んだ。
「いいんです、私。それでみんなが助かるのなら。だからおじいちゃん、そんな顔をしないで」
 まだ年端もいかぬ健気な少女であった。
 そばにいる老父が嘆き苦しんだ。
「おおぉ、なんと優しい子じゃて。うぅぅ……」
「…………」
 何も言わずの他の村人たち。うつむく大人たち。子を抱えた母親もいる。
 誰もが皆複雑な表情で成り行きを見守っていた。重圧に人々は今にも押しつぶされてしまいそうだった。
 それを振り払うように皆の代表らしき中年男性が声を上げた。
「それでは今夜、そなたをヤツの元へ送り届けよう! 皆の者、準備に掛るのだ!」
 と、
「ちょっと待って」
 不意に立ち上がった王子だ。
 男の眼光が鋭くなった。
「その者、何か?」
 
「――なぜそんな理不尽な要求に素直に応じようとしているの?」 

「……はい?」
「大人もいるんだから、村人全員で立ち向かえばいいんじゃないの?」
「――!」
 驚愕する村人たち一同。
「それでも化物相手に勝ち目がなさそうって言うなら、――全員で逃げ出しちゃえばいいじゃん。そしたら誰も犠牲にしなくていいよね」
「ちょ、若さま……ッ?」
 焦りだす女騎士。
「てかさ、誰かの犠牲がなくちゃ住めない村なんて無くなったっていいじゃない。そこまでこの土地に執着する理由はなんなの?」
「え? いや、ほら、なんつーの、こう……今まで築いてきた生活とか暮らしとか安定とかあるし……オレ最近やっと村の代表にまで昇りつめたし」
 やった!
 むらおとこは たじたじだ!
 だがそんなことはお構いなしの王子である。
「みんなで逃げて新しい村を作るとかやり方は色々あるでしょ。大人なんだし皆で考えようよ。村の存亡かもしれないけど、わが身の可愛さで女子供を犠牲にしようだなんて大人としてどうなの? それにさ子供には未来があるんだよ? この世の宝なんだよ。理不尽を押し付けて、未来の可能性を奪うなんて恥ずかしくないのッ?」
「ちょいちょいちょいちょーい! 言いすぎッ、若さま言いすぎだからぁ!」
 さすがに止めに入った女騎士だ。
「こ……こんのガキぁ、黙って聞いてりゃ部外者が言いたい放題しやがってぇ」
 ほら見ろ、村男の屈強な両肩がぷるぷる震えているではないか!
「いいか! 大人には大人の事情ってものがあるんだよぉおおッ!」
 激昂した男が王子に掴みかかった。
 王子は瞬時に身を引いてそれを背負い投げ床に叩きつけた。
「……こ、子供が大人を投げ飛ばしたぞ……!」
 ざわつく村人たち。
「はぅぅ……さすがです若さま……ッ!」
 なんと!
 おんなきしは かんげきしている!
「こ、子供のくせに、なんて強さだ……」 
「すみません、ちょっと相談があるんですけど」
 王子は倒れた男に手を差し伸べながら、

「ぼくが、――いけにけになります」
「お、王子ッ? ご乱心を――ッ!」
 女騎士はびっくりだ!

 つづく!

※この物語はフィクションです。
 交流酒場で「ゆうはん。」と検索すると、これまでのお話が振り返れます。
 第一回はコチラから↓
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/183827313689/view/1989548/
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