お変わりなく元気でしょうか?
最後に貴方を見かけたのは私が中学3年生になる春でした。
早いもので、あれから7年が経ち、来年3月で私は大学を卒業する予定です。
DQXをしていると、今でもフレンド欄の1番上にいる貴方のことを思い出します。
貴方との出会いは中学2年生の冬。
クラスメイトの友人が私をDQXに誘ってくれた翌週、wiiで初めてインした日でした。
オフラインを早々にクリアし、意気揚々とオンラインに乗り込んだ私は、イケメンが接して来た時に可愛く見られたいという極めて不純な動機で選んだウェディ女になって、レーンの村の外でレベルを上げていました。
その日、友人からの連絡を待っていたのですが、私は待ちきれずにサポート仲間も十分な装備も無しに単身ジュレットに向かったのです。
途中ジュレー島下層の大空洞で力尽きたとき、偶然通りかかった貴方は私にザオをしてくれ、そのままジュレットまでついて来てくれましたね。
プクリポが何故サーバー5の大空洞にいたのか謎でしたが、とげウニを集めていたと聞きました。その行為はどんなイケメンよりナイスガイに私の目には映っていましたよ。イケプクでありイケ漁師でした。
ジュレットに着いたところでフレンド申請を受けフレンドになりました。
私はチャットも操作も慣れていない上にオンラインがどういうものかも分かっていませんでした。
レーンの村でNPCから買い物をした時ですら、中に運営の人がいると勘違いして定型の「ありがとう!」を言っていたほど無知で、今思うと顔から火が出るほど恥ずかしいことを平然としていました。
その時私にはキーボードもまだなく、覚えたばかりの定型「ありがとう!」を連呼し、唯一出来たぴょんぴょん跳ねる動きで気持ちを伝えようとするのが精一杯でした。
でもオンラインでNPC以外のキャラが話しかけてくれた、その温かな経験が今の私に繋がっている。
改めてお礼を言いたかったのですが、日常にかまけて伝えそびれてしまい、今となってはそれも叶わないのが悔やまれます。
その後、友人とフレンドになった後はあまり遊ぶ機会がなかったのですが、時々、フィールドで魔物を倒してレベル上げしましたよね。
レベルと装備が大切だということも
その時、貴方に教えてもらいました。

あれから私は貴方に教わったとおり
敵を斬って倒して、強くなりました。
復帰後も、ただ強くなりたくて
貴方と同じことがしたくて
来る日も来る日も
斬って 斬って 斬って 斬って
今ではこれ以上レベルも装備も強くなれないほどに。
ところが、ある日の夜中の12時頃、突然「これから忙しくなるから会えなくなるかも」と言って落ちたきり、貴方はインすることが無くなりました。
「かも」が後に私を永く悩ませました。
程なく私も友人も高校受験のためDQXを休止しましたが、私が大学受験を終えて再開した時に気にしたのは貴方がインしているかということでした。
どこでもチャットのアイコンも、最終ログインを示す「半年以上」の表記もなく、ずっとインしてないのだと知り、やっぱり…少し寂しかった。
貴方も友人も居ない中でも、フレンドはその後も増えていき、上限になったり、解除したりして、孤独から少しでも遠くに居られるように、今度は魔物ではなくフレンドを切っていきました。
挑む人の少なくなったレグナード4の討伐に緑玉を出した際拾ってくれた、大防御はあまり上手くないけど仲間のミスを責めることは一度も無かったパラディンの彼も
Twitterで身体の一部の写真をDMで送って来て感想を求めてきたウェディ男も
…まぁ…これは即解除でしたが。
寝ようとした私に恋バナするって午前2時にウチに押し掛けておいて、言いかけた吹き出しを10分も出したまま結局寝落ちした幼女も
私に隠れて、別のゲームに移行するよう私のフレンドに持ち掛けていたエルフ女も
それについて行ったフレンドも
沢山沢山
切って 切って 切って 時々切られてて
それに気付いて 落ち込んで
そんなボタン押すの切なくて 切れなくて
気軽にフレンドを増やせなくなりました。
フレンド整理。枠のお返し。
自分の選択は間違っていないんだって言い聞かせるために、一見矛盾したその行為を指す、聞こえの良い表現を探してる。
来ないってことは居場所があるってこと
それは幸せなこと
私は今も弱くて
フレンド欄の貴方をインする理由に使ってしまってる
貴方のポスト、手紙送る空き無くて、こんなことならとげウニじゃなくて手紙にすれば良かったなって少し後悔してる。
でも、もし気付いたら連絡して欲しいな
その時私がいるか分からないけど。
貴方にずっと訊きたかったことがあるの。
「ねぇ?私の苗字どうして知ってたの?」
草々