トウカ
「セーリアが増えたから、部屋を増築してみたよ。今まで時間がかかってごめん」
セーリア
「居候の身の私の部屋まで用意してくれるなんて感激です!」※1
ハザクラ
「そういえば、今までセーリアさんはどこで寝ていたんですか?」
セーリア
「このソファーで寝食をともにしていました。このソファーの魅力にとりつかれています」
魔ルシア
「人を駄目にするソファーというより、駄目な人ではないか!」
※1 食い意地の張ったセーリアは、バレンタインイベントに出場した際、ショコラフォンティヌ城のビスケットの柱を食べて、城が崩落。テロリストの容疑を掛けられ、ユナティにこの家に預かってほしいと要請される。
トウカ
「ここが魔ルシアの部屋だよ」
魔ルシア
「前の部屋の調度品は全部あるようだな。関心関心」
トウカ
「自分の部屋に自画像を置くのは、いつみてもどうかと思うが……」
魔ルシア
「王族なら別に変じゃないぞ! グランゼドーラ城見てこいっ!」
トウカ
「ここがハザクラさんの部屋」
ハザクラ
「ありがとうございます。トウカさんがくれたぬいぐるみがポイントですね」
魔ルシア
「思いっきりセーリアの部屋って感じだな……」
セーリア
「ショコラファウンテンが素敵です! 無限に食べていられる気がします」
魔ルシア
「部屋がチョコくさいわ! 捨てろ!」
セーリア
「そういえば、あれだけいたベビーパンサーたちが一匹しか見当たらないのですが?」
トウカ
「セーリアにはテロリスト容疑がかけられているから、さすがに大量の魔物の所持はディオーレ女王様でも庇いきれなくなるからね。ベッドの下で寝ていたこいつ以外は、ユナティさんにドナドナされてしまったよ」
セーリア
「そ、そんな~~。さよなら……ボロンゴ、プックル、アンドレ、チロル、リンクル、モモ、ソロ、ビビンバ、ギコギコ」
ハザクラ
「残ったこの子の名前はなんでしたっけ?」
セーリア
「ゲレゲレです。今夜はゲレゲレとショコラファウンテンを飲み明かします」
トウカ
「そうそう。猫科の動物は、ライオンやトラでもチョコレートを食べると死ぬらしいから注意ね」
魔ルシア
「セーリアはライオンより強靭だから、大丈夫なんだろうな」
セーリア
「あなたもチョコレートを食べられるでしょう!」