トウカ
「おー。トマトが元気に実ってるなあ。さすが夏」
リボンちゃん
「…………」
トウカ
「うわっ!? 夏の夜に、無言で玄関にたたずまれたら怖いぞ!」
リボンちゃん
「今回はバトンの他にも、お願いがあってきたの!」
トウカ
「……先に言っておくが、アストルティアクイーン総選挙には入れんぞ」
リボンちゃん
「言う前から断らないでなの~~!!」
トウカ
「早くバトンのお題を教えろ。
今日はボーリング行って疲れてるんだよ。なんか、左足首が超痛い!」
リボンちゃん
「うー。あたちは今回総選挙に初参加だから、ちょっとくらいは応援してよー。
じゃあ、気を取り直して、今回のお題いくよ!
今回のお題は、【あなたの好きなお天気はなに?】なの!
トウカたまはどんなお天気がお好きなの?」
トウカ
「お前の来ない天気」
リボンちゃん
「あたちをイナゴか何かのように言うのはやめてなの~!」
トウカ
「疲れてるときにお前が来ると、やっぱつらいわ。じゃ、おやすみ」
リボンちゃん
「総選挙の先行きが不安になるから、そっけなくしないでなの~~」
魔ルシア
「お帰りトウカ。今日は遅かったな!
あの、その……だな。
お前は私の魔盟友なわけだから。
その、また今回のアストルティアクイーンもだな」
トウカ
「お前もか……おやすみ」
魔ルシア
「寝るな~~! 今回くらい勝ちたいんだ! 清くはないけど、一票を頂戴よ!!」
トウカ
「……実はもう入れてた」
魔ルシア
「さすが私の魔盟友!! もうー。私をあせらせるなよぉ」
トウカ
(こいつ、リボンちゃんに負けそうだなあ……)