マリスの冒険日誌

あたいは魚田組の姐...名はマリスゃ。

よろしゅう...

ぁんたにあたいの日常を話そぅやなぃか、
あたいの気分がええ内に...な。

あたいの組は
五大大陸の中でも極道の者(もん)が多く抗争も日常茶飯事の
カミハルムイっちゅう
偉ぃ綺麗な桜で有名な場所に組ぃ構えておるんゃ


そこであたぃはスナック『TEAR』(ティア)を経営しながら
魚田組三代目代表のレンにカミハルムイの裏社会の情報を流し、


抗争を有利に傾かせ...
あたぃが極道の道ぃ...入るきっかけになった組
そして...愛した男を殺された復讐の為...

魚田組にてっぺんとらせるっちゅうのが
あたいの夢ゃ。

下っ端の半端者からはあたぃは
影の首領(かげのドン)とも言われてるみたぃゃけど、


極道の道は...
そんな生易しいもんゃない...



逝く先は...修羅の道ゃ...！


あたぃも何度チャカにドス持ち出して、
おとしまえつけさせた事か...






何でも叶う夢の国ぃ言われとるけど、
実際このアストルティアで暮らしとるあたぃらは


血生臭い抗争に哀しい復讐劇
男と女の駆け引きが、そこにはあるんゃ......!



少し話が長ぉなってしもたなぁ...

この辺は物騒なさかいに、これを聞いたあんたも...
背中には気つけなはれや？

万が一...今の話、他の組に少しでも漏らしてみぃ...







そん時はあんたら...覚悟しぃや？








ほな、失礼するゎ。








魚田組若衆ロウ
『姐さんっいいんですか？！あんな奴にあんな事話して...!』

魚田組若衆パセリ
『そうですょっ！信用しちゃならねぇっ！』

魚田組若頭補佐ゼッド
『馬鹿野郎っ！姐さんには姐さんの考えがあっての事じゃろうがっ！』

魚田組若頭補佐セガミがみ
『その通りじゃけぇ、何か策でもあるんじゃろ...姐さんは策士じゃ....何かお考えがあっての事、でしょう？姐さん...』


マリス『あまり囃し立てるんじゃなぃょ。
セガミがみ、頼みがある...話を聞いていたあいつを尾行しな...あいつは必ず他の組に話すだろぅょ...』

魚田組若頭補佐セガミがみ
『へぃっ！』


マリス『念のためチャカ持ってきな...』




魚田組若頭補佐ゼッド
魚田組若頭補佐セガミがみ
魚田組若衆パセリ
魚田組若衆ロウ
『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!っ』




魚田組若頭補佐セガミがみ
『へ、へいっ！』







あたぃ達は極道の種族...そこに入れば女御の最後




でもこれだけは言える


あたぃは極道に、惚れたんやない。
　　惚れた男が、たまたま極道だったんや。


ほな、また何処かでな...往生せぇょ。