自称地味プレイベであるアストルティア読書会です。
今回のお題は寅年にちなんで
「虎の本」です
ドラゴンクエストXですから、懐かしのひらめきタイガーにちなんで、平田の本でもOKでした。
今回紹介された作品
「虎と月」柳広司 文春文庫
父は虎になった。幼いぼくと母を残して。いつかは、ぼくも虎になるのだろうか…。父の変身の真相を探るため、少年は都へと旅に出た。行く先々で見聞きするすべてが謎解きの伏線。ラストの鮮やかなどんでん返し!中島敦の名作「山月記」を、大胆な解釈で生まれ変わらせた、新感覚ミステリ。
「恐怖の谷」サー・アーサー・コナンドイル
ある日、ホームズのもとに届いた暗号の手紙。見事に解読した矢先、スコットランド・ヤードの警部が訪ねてきて、まさにその手紙どおり、バールストン館で資産家が惨殺されたと伝える。現場に赴き、捜査に乗り出したホームズは、事件の発端は20年前にアメリカで起きたことに遡ると気づく
「男どアホウ甲子園」佐々木守、水島新司 秋田書店
高校野球が舞台。甲子園の名が示す通り、阪神タイガースでエースとなって巨人を倒すという夢を背負った藤村甲子園の成長。
「Petshop of Horrors」秋乃茉莉 主婦と生活社
不思議なペットショップに訪れるお客さんを一話完結型で描いたダークファンタジー。ペットショップの店主である伯爵の妖艶な雰囲気と、店主を事件の中心の主要人物ではないかと疑う刑事も必見。
「和菓子を愛した人たち」虎屋文庫 山川出版社
一見、素朴に見える羊羹も、味の深みや繊細な陰翳が向田邦子、夏目漱石らに愛されてきた。本書は、武士や貴族そして文化人まで、歴史に登場する人たちと和菓子の隠れたエピソードを綴る。
「封神演義」安能務(翻訳) 講談社文庫
中国三大奇書を越える奇想天外な大伝奇小説商から周への易姓革命を舞台に、軍師太公望を擁する西岐軍と紂王軍の殺戮戦。妖術玄術が切り結び、飛び交う秘密兵器はSFを凌ぐ。幻の大伝奇ロマン。
「仙境異聞・勝五郎再生記聞」平田篤胤, 子安宣邦 岩波文庫
文政3年,浅草観音堂の前にふいに現れた少年寅吉.幼い頃天狗に連れ去られ,そのもとで生活・修行していたという.この「異界からの帰還者」に江戸の町は沸き,知識人らが連日質問を浴びせかける.彼らへの応答から次第に構成されてゆく「異界」のすがた.江戸後期社会の多層的な異界関心の集大成的な記録
「分かれ道ノストラダムス」深緑野分 双葉文庫
中学時代に好きだった少年の三回忌で彼の日記を譲り受けたあさぎ。それを機に、少年が死なずに済んだ可能性を探り始めるが、協力者の級友とともに宗教団体を巡る陰謀に巻きこまれてゆく。度重なる窮地に立たされた二人が下す決断と、その先に待つ未来。
「平家物語」岩波文庫他
鵺の鳴く夜…。
「老虎残夢」桃野雑派 講談社
第67回 江戸川乱歩賞受賞作。
最侠のヒロイン誕生!
湖上の楼閣で舞い、少女は大人になった。
彼女が求めるのは、復讐か恋か?
その他
未だ幻の「鵺の碑」京極夏彦や、「タイガーマスク」梶原一騎, 辻なおき 少年マガジンコミックス なども出ました。
一部掲載しなかったことについては、お詫びします。
逆に不愉快にさせてしまってごめんなさい。
なお、白虎隊が登場する本、なにか面白い本がないかという投げかけがあったのですが、イベント中主催者も思いつかなかったので、もしこれがあるよと言う方がいらしたら、コメントお願いします。
一応、「白虎隊」中村彰彦 PHP研究所
白虎隊士は、飯盛山で短き命を終えた士中二番隊の十九士だけではなかった――。
というのを見つけました。
今回も楽しい時間をありがとうございました!
次回も無理のないようにいたしますので、なるべく早めに開催できるようにします。
今後ともよろしくおねがいします。
次回のお題の提案などあったらおしえてください。