プレイヤーくんが【あっち】に行ってだいぶ時が経つ。
そして今日はあっちで、【にずぜるふぁー】とかいうやつと世界の命運を懸けた戦いがあるのだそうだ。
少し前に、プレイヤーくんが私のもとを訪れた。
俺「小さい頃から、俺はそうだったんだよ。RPGなんかをやってて、その冒険が楽しければ楽しいほど終わらせたくないから、ラスボス戦に行かなかったりさ。」
俺「最近はそういうのもなくなってきたけど、今回は辛いなあ。世界を救うのに不謹慎かもしれないけど、本当に楽しい冒険だったからな。」
シルファー「そっかあ。でもさ、プレイヤーくん言ってたじゃない。やっぱりゲームを楽しんでるときは子供に戻っちゃうよな、って。今となってはプレイヤーくんのリアルな世界ともうひとつ、あっちの世界も捨て置けない大切な世界なんでしょう?」
俺「うん。」
シルファー「だったらもうわかるじゃない。あっちの世界が最大のピンチなら、救えるのはプレイヤーくんしかいないんだよ。」
俺「そうだよね。」
シルファー「そうだよ。私はここで待ってるから、あっちで苦しんでる人がたくさんいるなら、今すぐ行ってきな。終わりたくないなんて言ったらぶっ飛ばすかんね。」
俺「うん。」
話が終わるとすぐ、プレイヤーくんは姿を消した。
シルファー「やれやれ。」
シルファー「世話のやけるご主人だよ。」