イージス(以下【イ】)
ぷるぷるぷるぷる……
ぷるぷるぷるぷる…… わたし わるい イージスじゃないよ。
…… さきほど 姫さまから呼び出されました。
こういうときには 必ず わたしに よくないことが起こります。
たぶん スライムレース「第1回アストルティアカップ」のコトだと思われます。
そこで わたしは 姫さまの野望達成のための軍資金調達を命じられているのです。
そのノルマは なんと150万ゴールド……!
姫さま(以下【姫】)
よくきたな! イージス!
わたしの遊興費…… ゴホゴホ。いや わが野望達成のための資金調達は順調かね!?
【イ】
ぷるぷるぷるぷる…… それが 現在87万ポイント…… です。(ボソッ
【姫】
何だ! その数字は!? 相棒のバブルスライム…… え~っと 名前は「バブルけ~き」だったな。
ちゃんと 愛情を込めて育てているのか?
【イ】
はい それは とても とても 愛情を込めて育てています……
ただ わたしと似て 運が少々足りないようで……
【姫】
そうだな 名前からいって…… 運も 泡のように はじけ飛びそうなカンジだしな!
いいだろう! そんな きさまに ぴったりの話だ。
では 本日のテーマを いくぞ!
★スライムレース「第1回アストルティアカップ」開催! 其の参 ★
【イ】
イベントの参加方法と レースについては この冒険日誌……
・「かわいい子には レースを させよう!」
・「ココロを よんだり よまれたり…… 探りあいだよ人生は!」
……で書いているので 割愛させていただきますね。
【姫】
さっそくだが レースに出場する スライムの能力についてだ。
スライムたちには「スピード」・「ジャンプ率」・「スタミナ」・「最大MP」のステータスがある。
さらに ランクが決められていて S > A > B > C > D の順に つよさが差で わかる仕組みになっている。
【イ】
軒並み いいランクであれば良いのですが 仮に低い能力があると そこが弱点になってしまうわけですね。
【姫】
そのとおり! そこで スライムたちに エサを与え 少しでも つよいスライムにするべく育てていくわけだ!
下写真……(某赤いヘルメットの球団のように猛練習で熱血指導をしていた頃のイージスの図)
【姫】
つぎは 能力のランクアップについてだ! スライムが ランクアップするためには エサを与える必要がある。
その数は……
D⇒C と C⇒B の場合 数は3つ
B⇒A と A⇒S の場合 数は4つ
……必要になる。
ランクアップに必要なエサの個数に達していなければ スライムたちは つよくなったことにならない……
エサは 無駄なく使いたいところだ!
もらえるエサの数は 最初に3つ。
1レースが終わるごとに2つずつ。
エサのもらえるレースは 12レースあるので 全部で27個もらえる計算になる!
ただ 自分で すきなところに与えられる エサは 最初に3つと レース後の1個…… この15個だけ。
問題は レースの終了後に ランダムで1つ付く 残りの12個…… これを無駄なく利用したいところだ!
【イ】
あっ わかりましたよ! 姫さま!
たとえば C⇒B に必要なエサが3つなら 自分で2つまで あげておいて……
そのあとランダムで1つくるまで粘るとか いいアイデアではありませんか?
これぞ!「あたたかく見守る」方針です!
【姫】
たしかに それも ひとつの方法としては いいとおもうが…… 問題がある。
上でも書いたが スライムは キチンと ランクアップしなければ つよくならない。
つまり 待っているままでは 弱いままというわけだな!
勝てないまま「ビギナーレース」「マスターレース」で参加権を使いきってしまい……
「チャンピオンシップ」に出場できなくなる場合もあるということだ!
【イ】
では いったい どうすればいいのでしょう!?
【姫】
そうだな 最後は やっぱり!
運だ!
だが レース数から 残りの エサの個数を逆算するくらいの クセは つけておこう。
下写真……(あたたかく見守る育成方針をとったら チャンピオンシップにいけなかったときのイージスの図)
【ぴんぽんぱんぽ~ん】
*(注釈:『姫さま』とは……!?
イージスのご主人様で、勇者姫アンルシアちゃんにライバル心を燃やす、お姫さま。
ご本人がネタバレ気味のため、イージスの冒険日誌では、いつも後ろ姿のご出演でした。
これからは、お人形なので前姿からのご登場です……^^