皆々方! イージスの冒険日誌へ ようこそ!
しかし …… イージスは 残念ながら ここにはいない。
イージスは 我が国の 「軍資金調達担当 & イベント潜入担当」 の戦闘員として 極秘任務中である!
で あるからして この冒険日誌は 「姫さま」 こと ……
私と 「左大臣 リリィ」 そして 「右大臣 ミミィ」 の 3人で ジャックしている次第だ。
***
ところで イージスの極秘任務というのは 【第1回フィッシングコンテスト 『マグログランプリ』】 の潜入調査。
このイベントに参加して 「旬のマグロ」 を たくさん釣る。
それを 「師範ナツリ」 に 渡す フリをして いくつかの 「旬のマグロ」 を 奪取をする。
それから アストルティア各地で イージスが マグロの解体ショーを催しつつ 即売会で 現金収入を得る計画だ!
これで 我が国の財政は 私が遊びすぎて 目も当てられなくなっている状態から ……
本年度こそ プライマリーバランスを 健全な位置まで戻すことが出来るはずなのだ。
それは さておき ……
いま この場所に残された 我々が やるべきことは …… うん! 自己紹介だな。
【ぴんぽんぱんぽ~ん】
*(注釈:『姫さま』とは ……!? (以下【姫】)
イージスの ご主人様で 勇者姫を はるかに超える勇者になる …… 予定の 私のことである。
私自身が ネタバレ気味のため この冒険日誌では いつも後ろ姿で登場をする気遣いもあるのだ。
ただ 人形のときには 前からの姿でも いいらしい ……
*(注釈:『【左大臣 リリィ』とは ……!? (以下【リ】)
リリィは 才色兼備・文武両道に長ずる 美人ウサギ ……
ただ いつも 小言が うるさく そして 意地悪な性格だ。
*(注釈:『【右大臣 ミミィ』とは ……!? (以下【ミ】)
ミミィは 権謀術数・知略策略に長けた 幼いウサギ ……
ただ 本人のキャラが 未だ定まらず 性格が よく変わる。
***
【姫】
この企画が 前にやった 1回限りで 終わってしまうと思っていた 君! あまい!
私は 辛抱強さが取り柄でアリ 誰よりも そこが 勇者に向いていることは 皆にも知っておいて欲しいところだ。
さてさて リリィ君 …… 本日も たくさん届いている お便りの中から ひとつ読んでみてくれ!
【リ】
かしこまりました。では さっそく ……
アストルティア プクランド大陸 オルフェア住宅村に お住まいの 匿名希望こと …… イージスさんからです。
「いま わたしは とても とても大切な任務で …… とあるイベントに参加しています。
しかし わたしは イベントの報酬である 「マンタドルボード」 を 一目見て ココロを奪われてしまいました。
釣りだけに熱中して 日々を過ごし あげく 任務である 資金調達を 完全に おろそかにしてしまいました。
せめて がんばった証だけでもと さらに 釣りを続けていますが ランキングには とても届きそうにありません。
こんな わたしは どうしたら いいのでしょうか !?」
【姫】
うむ! この悩みは 深刻だな。
では ミミィ君 …… この匿名希望さんの お便りに応えるのだ!
【ミ】
よい解決方法を考えたでありんす。
「旬のマグロたちと 一緒に このまま回遊します。探さないで下さい」 …… と 書き置きを残し失踪をする。
【姫】
おいおい それはダメだ! なにより この匿名希望さんは ご主人の元に 帰りたいだろう ……
それに 任務を与えた ご主人も 匿名希望さんが いなくなっては きっと悲しむ。
「勝つも負けるも兵家の常」 というし 任務にも 成功もあれば 失敗もある!
どんな結果になったとしても 堂々と ご主人の元に 戻ればいいのだ!
【リ】
家臣を思い 民を思い そして すべてを思いやる ……
姫さまは 徳量寛大な指導者でございますね。
【姫】
うむ! そのとおりだ。
「百行は 一果にしかず」 とも言うが モノの見方を変えれば その 「1回の成果」 に 十分価値があるとも言える。
匿名希望さんは これからも 失敗を恐れず 「バッチリ 行動」 そして 「ガンガン 挑戦」 を すれば いいだろう!
【リ】【ミ】
さすがは 姫さま! 名君であらせられる!