魔法のビルドチェンジで満身創痍になりながらも、ついにたどり着いた最上階の70階。「王子さまに会うんだ!」という夢だけを胸に、何度も全滅しながら登ってきた私の旅も、いよいよフィナーレです。70階:最強の敵との決戦最上階で待っていたのは、魔天導ビブロンと魔天剛アロゲイルという最強の2人。その圧倒的なコンビ連携を前に、私の頭の中の脳内会議も、今回ばかりは緊迫した空気に包まれます。夢見る私: 「これが……王子さまに会うための、最後の試練だね。絶対に負けない……! 私が自分で選んで鍛え上げてきた魔法、受けてみよーーーっ!!」現実の私(お供): 「そうだよ、これが最後! 君が今まで何回も全滅して、悔しい思いをして、それでも諦めずに杖に持ち替えて鍛え上げてきた呪文、全部ここにぶつけなさい!!」いつもはケンカばかりだった「夢見る私」と「現実の私」が、初めて完全に心をひとつにして、息ぴったりの超連携を繰り出し、ついに最強のラスボス2人を撃破しました。夢の終わり、そして……静まり返る最上階。しかし、どれだけ待っても、扉の奥から王子さまが姿を現すことはありませんでした。冷たい風が吹き抜ける中、ようやく私は現実に気づきます。夢見る私: 「……あ……。そっか。やっぱり、王子さまなんて……最初からどこにもいなかったんだね……」すとんと地面に座り込んで、ポロポロと涙をこぼしちゃう私。1人で黙々と登る寂しさを紛らわせるために、ずっと王子さまの幻覚を見て、自分をごまかしていたのかもしれない……。そう思ってシクシク泣いていると、頭の中から、いつもは冷たかった「現実の私」の、ものすごく優しい声が聞こえてきました。現実の私(お供): 「……ばかだなぁ。何泣いてるのよ。王子さまなんて、いなくて当然でしょ」夢見る私: 「ぐすっ……分かってたけど……でも、寂しいよぅ……」現実の私(お供): 「寂しくないよ。だって、誰も助けてくれないこの孤独な魔塔を、何度も全滅しながら、自分の知恵と魔法だけでここまで登りきったんだよ? こんなに強くて、かっこよくて、最高に可愛いお姫さま、世界中どこを探したっていやしないんだから」夢見る私: 「……え?」現実の私(お供): 「王子さまにハグしてもらう必要なんてない。君は、自分で自分を誇っていいんだよ。……ほら、よく頑張ったね、私。さあ、胸を張って、地上に帰ろ?」現実の私の「セルフハグ」のようなあたたかい言葉に、涙を拭いてニッコリ笑顔になる私。王子さまには会えなかったけれど、私は自分という、最高の相棒を見つけることができました。私の魔塔大冒険、これにて本当に、おしまいっ!

物語の結末を2パターン用意してみました、如何でしたでしょうか?70階に王子様は居ません!
(※ただし現実を除く)笑