ち:じゃあ、行ってくるね
く:くれぐれも無理はなさいませんように
ち:うん、わかってるよ。後のことはチビに言ってあるから
く:そのような縁起でもないことをおしゃらないでください。
ち:うん、でも今度の敵は大魔王と言われるほどの敵だからね。
ち:心配しないで、ちゃんと元気に帰ってくるから。
cyu!
く:あっ!!いってらっしゃいませ。ちっきーさま
ぷ:しえりさま大変でございます。ち、ちっき~さまが・・・
し:え?おねぇちゃんがどうしたの?
ぷ:さきひど、ここに・・・
し:待ち合わせ場所に来ないと思えば・・・
し:とりあえず、くんちゃんに知らせなきゃね。
し:じゃあ、行ってくる。あ、それからこの棺おねぇちゃんの家に送っといてね。
ぷ:はい、かしこまりました。くんちゃんさんよろしくお伝えください。
し:うん、わかった。
く:はぁ~本を読んでいても全然頭に入ってきませんわ。ちっきーさまはご無事でいらっしゃるのかしら?
し:ご、ごめんなさい!!!
く:しえりさま、突然、どうなさったのですか?まずはお手をおあげくださいませ。
し:あたしがもうすこし、しっかりしていればこんなことにはならなかったのに。
く:え!?もしや、ちっきーさまの身の上になにか・・・
し:・・・もうすぐここに届くと思うけど・・・
し:びっくりしないでね。
く:ち、ちっきーさま・・・
し:ぷっし~ちゃんが気をしっかり持つようにっていってたわよ。
く:は、はい。でも・・・
し:ほら、しかりしなさい!
く:はい、やすらかなお顔ですね。まるで眠っていられるようでございます。
し:そうね、ホント人の気もしらないで!
く:・・・
し:まったく人騒がせなんがから・・・
く:え?いくらなんでも、人騒がせというのは・・・
し:え?人の家で棺桶に入って寝てるのって人騒がせ以外の何物でもないわよ!
し:まったく!!!それもあたしを置いてマデサゴーラんとこいちゃってさ・・・
し:ま、大魔王相手によほど疲れたんでしょうけどね。
し:ごめんね、あんまり、はらたったんで、いたずらしちゃった。でも悪いのはおねぇちゃんだからね。
し:あとは、よろしく。起きなきゃけとばしてかまわないからね。
く:はい、かしこまりました。
く:ちっきーさまがご無事で、ホントよかった・・・