術が使えないプクターヴ13世は国を追放され、庇った母とともに他国へ亡命した。
それから5年間。プクターヴはすっかり乱暴な子供として有名になっていた。
術不能者であり、追放されたものであるという事実は、年を追い、成長を重ねるに従い、彼の心をねじ曲げていった。
そんな彼にも一人だけ手下がいた。名をスラリンという。
スラリンはプクターヴの乱暴にもじっと耐え、彼の側を離れなかった。
なぜなら、彼も術が使えなかったのだ。
~ プクターヴ13世 12歳 ~
いつものように動物にやつあたりをするプクターヴ。ボコ、ボコ、パンッ!
プクターヴ「スラリン、お前もやれよ!」
プクターヴ母「何をしているのですか!」「抵抗できない弱い者をいじめるなど、恥ずべきことです。」
プクターヴ「どうせ僕なんか、術もアニマもない、プクのクズなんだ!」
パンッ!(平手打ち)
プクターヴ母「プクターヴ、見なさい!」「木々が花を咲かせるのは術の力ですか?」「鳥が空を飛べるのは、術が使えるからですか?」「術が使えなくても、あなたはプクなの。」「プクなのよ、プクターヴ!!」
プクターヴ「ああーいらいらする。だいたい、お前が悪いんだぞ。母上が来たなら来たって言えよ。」
ポカッ、ポカッ、ポカッ、ポカッ、ポカッ!(げんこつ)
プクリー「あなた、いいかげんにしなさいよ!!」
プクターヴ「なにを!」
プクリー「泣いてるの、プクターヴ?」
ササササ(逃げるプクターヴ)
プクリー「あなたもしっかりしなさいよ。だいたい、なんであんな奴に引っ付いてるのよ?」
スラリン「ボク術が使えないから……」「プク様恐いけど、プク様だけなんだ、ボクのこと解ってくれるの……」
スラリン「プク様~!!」サササ
プクリー「術が使えないって、そんなにつらい事なのかな……」
スラリン「プク様、あけびを取ってきたよ。」「どうしたのプク様?」「大丈夫だよ、誰にも見られなかったから。たべよう、プク様。」
~続かない~
また衝動的にやってしまった\(^o^)/ザカフロンティア2は話はホント好きだった。子供の頃にやったのでフリンの気持ちとか全然理解出来なかったけど、今となるとこの地味なシーン結構好き♪
エニクスファンの皆様はやったことない方多いかもですが、音楽とストーリーはめっちゃいいですよ♪
まぁおいらはサガフロ1のがめちゃめちゃやったけど(^^;)
※ちなみにあけびて花言葉は才能らしい。