※いつものクソ日誌です。
カンダダリウス「まさか、本当に乗り込んでくるとはな。理由はなんだ?」
プクテリオン「信じられたからだ。」
カンダダリウス「あん?気に入らねぇ…気に入らねぇ目だ!昔みたいな目に戻りやがって!メギストリスじゃあ、もう人は信じないって目だったのによ!」

カンダダリウス「それがなんだぁ!?信じられたからだぁ!?」
カンダダリウス「無駄、無駄!また裏切られるだけだ!」
プクテリオン「……かも、しれないな。」
カンダダリウス「そうだとも!プクなんて信じてどうする!?プクなんて、金やしぐさをちらつかせて存分に利用してやればいいんだよ!」
カンダダリウス「俺はそうやって生きてきた。お前を利用したようになぁ!!」

プクテリオン「…そうか、だがな、カンダダリウス。」
プクテリオン「そういう生き方は寂しい生き方……なんだとよ。」
カンダダリウス「!?そんなものは戯れ言だ!」
プクテリオン「ああ、そうだ。戯れ言だ。」
プクテリオン「だが、俺はそんな戯れ言を……」
本気で信じてみたくなったのさ!!

カンダダリウス「プクを信じても裏切られる。それをお前も知っているはずだ!這いずり回って生きてきた俺たちがプクを信じてどうする!?」
プクテリオン「ああ、たしかにそうだろう。しょせん、俺たちは盗賊だ。人のものを奪って食いつなぐろくでなしだ。」
プクテリオン「だがな、カンダダリウス。そんな俺たちでも人を信じたり信じてもらうことはできる!」
カンダダリウス「うるさい!自分だけ悟ったようなことを言うな!!」

カンダダリウス「俺はお前なんぞに負けねぇ負けるものか、お前のような甘いヤツに。」
プクテリオン「甘いのはお前じゃないのかカンダダリウス!」
カンダダリウス「…な、なんだと!?」
プクテリオン「お前はただ、裏切られたくないから裏切る側に回っただけだ。信じることに怯えていたのはお前の方じゃないのか、兄弟!」
カンダダリウス「…黙れっ!俺はお前とは違う!!お前を切り捨て、狡猾に生きてきた!お前と違って、非情にもなれる!誰にも負けるものかあああっ!!」
続く。