侍「相手は野武士とはいえ40騎だ。侍を二人、三人集めても防ぎはつかん。」
百姓モーモン達「……」
侍「うーむ、守るのは攻めるより難しいてな。後ろは山だと言ったな?その山は馬も通えるのか?」
百姓モーモンA「?あ、はい(*^ω^*)」
侍「うーむ、前は畑、田に水をひくまではどこからでも馬で攻められる。四方に備えるだけでも四。後詰に二名。どう少なく見積もっても儂を入れて七名。」
百姓モーモンA「七人くらいはなんとかなる(*^ω^*)」
百姓モーモンB「だどもじぃさまは四人て言ってただ(;´д`)」
百姓モーモンA「だとも三人くれぇ(^○^)」
侍「まてまて、儂は引き受けた訳ではないぞ。例えばの話だ。第一、侍をそれだけ集めるのは容易でない。」
侍「しかもただ飯を食わせるというだけではな。よほどの物好きでないとこれは務まらん。それにな、もう儂も戦には飽きた。年だてな。」

百姓モーモン「う、う、う、う、う(;ω;)うー、うー、(;ω;)」

モブプク「ふ、ふふふ、あーあ、百姓モーモンに生まれねーでよかったなぁ!まったく!」
モブプク「あー!犬のがマシだい!チクショー!」
モブプク「死んじまえ!!死んじまえ!!早いとこ、首くくっちまいな!!その方が楽だぜ。」

若造「下郎!口を慎め!!」
モブプク「何言ってやがんだい。ホントのこと言っただけじゃねーか。」
若造「何がホントのことだ!貴様にはこの百姓モーモンたちの苦衷がわからんのか。」
モブプク「ふ、笑わしちゃーいけねーよ!わかってねーのはおめぇーさんたちよ。」
若造「なにぃ!」
モブプク「そうじゃねーか!わかってたら助けてやったらいいじゃねーか。何言ってやがんでぃ。」
若造「…o(`ω´ )o」抜刀
モブプク「やる気か!」
侍「辞めんか!!」
モブプク「へッ!おい、お侍!これを見てくれ!こいつあ、おまえさんたちの食い分だ。ところが、この抜け作どもは何食ってると思う?ヒエ、食ってるんだ。自分たちはヒエ食って、おまえさんたちにゃ、白い飯食わしてるんだ!!百姓にしちゃあ、精一杯なんだ!なに言ってやんでえ!」
侍「よし、わかった。もうわめくな。この飯、おろそかには食わんぞ」
-続かない-
七人の侍のモブの町人のセリフが個人的には一番好き。めちゃめちゃ印象に残ってる。侍たちよりぶっちゃけ魅力を感じている。
百姓てホントどの時代も大変なんだな。