シンクの冒険日誌

ドラクエと言う異世界に転生した僕　スライムとはいえ魔物と痛感したので、まずはゴールドを稼ぐことにした


この世界にバイトってあるんか！？

5ゴールドすら持ってない僕　悲しみの野宿

まずはあれだな　ツボとかタルとかタンスとか探すしかない！
なんでもいい！　少しでも稼げば泊まることは出来る！

よし　タンスから道具を見つけよう　泥棒にはならないはずだ

うん　すごい見られてる気がする　ごめんなさい　夜なのにカギかけずに入れるから大丈夫思ったんです

「シンクはステテコパンツを見つけた」

なんか・・・なんかすみません！　勇者ってすごいな　これで冒険出るんだよな　たしかに今の布の服よりは防御上がりそうだが・・・　ううっ！　ヒソヒソ声が聞こえる！　うわぁぁぁん
「シンクは逃げ出した」



はぁはぁ・・・　タンスとか無理だな　ツボだ！ツボを探せ！ ツボの中身を・・・　やっぱり視線気になる！そらそうだよね！なんかツボがさがさ漁ってるおっさんとかヤバいよね！自動販売機の釣り銭漁ってるみたいなもんだもんね！あと中身うまのふん！ゴミ箱代わりだったのかなこのツボ！売れば1ゴールド・・・いやまずどうやって売る！？素手！？その辺の葉っぱでくるむ！？

うっうっ・・・　拾ったゴミを質屋に売りに行くみたいなもんや・・・　むなしい　出来ない　悲しい
なんか・・・なんか他にないか・・・

ああっ！　キラキラだ！キラキラがある！
これは・・・きよめの水？　ああ　これを売れば宿に泊まれる！


・・・水をどうやって売ろう？
ビンいるよね？　手持ち・・・2ゴールドで何も無し
あと量どれくらいなんだろう？　1リットル？空き缶1本分か？

ううっ　悩んでも仕方ない！この大きめの葉っぱに移してこぼれないように・・・　売れた！　買い取ってくれた！
良かった・・・　これで手元12ゴールド　宿に泊まれるよ


とりあえず宿代を稼いだ僕　きよめの水運んで濡れた体を拭こうと思ったその時気づいてしまった

この宿　風呂ねぇじゃん


ああ　転生前に帰りたい！


～つづく？～