俺の名はユウエン。旅のギタリストだ。
生まれ故郷であるレーンの村をギター一本で旅立って以来、多くの村や町、国で演奏しながら旅を続けてきた。
今日はとある王国の一角にある地下酒場。
普段は歌姫が美しい歌声を披露しているというステージに縁あって立つことになった。
確かに小さなステージだ。
だが、俺にとってステージのサイズは大きな意味を持たない。ステージが大きかろうが小さかろうが、俺がやることは変わらない。
ただ、ひたむきに、俺とステファニー(ギターの名前)との魂の語らいを観客のハートに叩きつける。
それだけを考えれば良いのだ。
ステージ袖は俺にとってのパワースポットだ。
暗い狭い空間で深呼吸をすることで自分の鼓動が高鳴るのを強く感じる。
出番を前にして俺のテンションは否応無く高まって行く。
酒場のスタッフが俺に合図を送る。
俺の出番だ。小さくスタッフへ頷いて、俺はステファニー(ギターの名前)を手に、スポットライト煌めくステージへと躍り出た。
挨拶はいらない。前口上もいらない。音色で語ってやる。
さあ、俺の演奏を聴け!
今日もステファニー(ギターの名前)は冴え渡っている。
スポットライトの下で俺とステファニー(ギターの名前)は二人、お互いを高め合う。
……さあ、クライマックスだッ!
ステファニー(ギターの名前)が最後に奏でた音色が地下酒場に反響していた。
その余韻をたっぷりと味わってから、俺は今日集まってくれた観客へ感謝の言葉を伝えるために目を開いた。
「今日は俺とステファニー(ギターの名前)のために集まってくれてありがとうな!」
もっとも。
そんな俺の言葉に反応する観客はいなかった。
俺達の演奏を目当てに酒場に来ている客はいなかったのだ。
……なに、気にすることはない。
これくらいは別に、いつもの光景なのだから。
俺は一礼してステージから降りた。
酒場に酒を飲みに来た酔客達は俺達を奇異の目で見てくるが、気に留める必要はない。
演奏を終えたギタリストはただ去るのみ、だ。
さあステファニー(ギターの名前)、次はアストルティアの何処へ俺達の語らいを届けに行こうか。
~完~
っていう茶番日誌をこのドレアを作ったときに書こうと思ったまま下書きを放置していました。
元々は4月にあったチームイベントに合わせてロックミュージシャン風のコーディネートを作ってみたのがキッカケです。
ライブハウスに通ってそうな兄ちゃん、というイメージですね。
このコーディネートに合わせて「たたかいのビート」の仕草をわざわざゲットしました。
まあ似合ってるからオールオッケーですね(`・ω・´)
ちなみに、この日誌の下書きを放置している間にもう1つドレアが完成したので、次回の日誌はそっちも紹介できればと思います。
どんだけ放置していたのか。
それでは、まだ次回。