唐突だが、一枚の写真をご覧いただきたい。
とあるチームに所属しているウェディ3人の写真である。
……おわかりいただけただろうか。
左のウェディが半裸?
そう。それは確かに一目瞭然だ。
しかし、今回お伝えしたいのは、右側に座っている物体のことだ。
この生物は一体何なのか?
そもそも生物なのか?
白すぎて写真が色飛びしているのではないか?
不気味ではあるが、気になる……。
取材班はこの生物(仮)の正体を突き止めるべく、アストルティアへ向かった。
アストルティアに到着した取材班は、まず現地の住民に聞き込みを始めた。
あの白い姿は相当目立つ。目撃証言を得ることもできるはずだ。
そして聞き込みを始めて2時間が経過した頃……。
取材班はついに有力な情報を手に入れる。
取材班「……えっ、見たことあるんですか!?」
住人「は、はい。以前レーンの村で会ったことがあって……あ、写真ありますけど見ますか?」
取材班「写真あるんですか!?」
住人が見せてくれた写真がこちらである。

間違いない。例の写真と同一人物だ。
ここまで鮮明な写真を入手することができるとは……取材班一同驚愕である。
写真の背景を見るに、住人が語っているようにレーンの村で撮られたものに間違いない。
あの静かな村にこのような不審人物が訪れていたとは……恐ろしい話だ。
と、その時。
取材班は衝撃的な光景を目にすることになる。
取材班「あ、あれ……? あそこを歩いてるのって例の不審者じゃ……?」
なんと、例の不審者が取材班の前を横切ったのだ。
放つ異彩、眩い白さ、間違いない、ヤツである。
取材班は慌てて後を追う。
取材班「あ、オルフェアの住宅街に向かって行きます……家に帰るんでしょうか。トゥーンタウン地区に住んでるみたいです」
不審者を追っていくとキングスライムハウスが建つ住宅地へと辿り着いた。
ここが不審者の住居ということで間違い無いようだ。家の前に立つコンシェルジュに撮影の依頼をし、待つこと3分。
家から出てきたのはまさに白い不審者だった。
不審者「取材とのことですが……いったい何の件でしょうか?」
取材班「ええと、単刀直入に訊きますけれど、その服装は一体どういうアレなんでしょうか……?」
不審者「え? 服装ですか? えっとですね……」
おにごっこ帽
ドワーフ作業首まき
ひつじのころも下
古代王族のバングル
カジノバニーヒール
悪霊の仮面
占い師のマスク
不審者「こんな感じです」
不審者は取材班の質問に対して意外にも丁寧に笑顔で答えてくれた。
取材班としては別に装備の組み合わせを知りたかったわけではないのだが、答えてくれるのはとても助かる。
取材班「どうしてそのような格好を?」
不審者「いやあ、この前チームの鬼ごっこイベントがあったんですけど、それに合わせて作ったんですよ」
取材班「……? あの、帽子以外に鬼ごっこ要素無くないですか?」
不審者「ほら、鬼ごっこですから相手を追い掛けるわけじゃないですか。威圧感のある格好をしていれば有利に立てるかなって思って」
取材班「確かに恐怖は煽ることができそうですね……」
不審者「そうそう、そうなんですよねえ。ちょっとやり過ぎちゃったみたいで、恥ずかしながらチームメンバーからは非難轟々でしたね(笑)」
笑いながら語っているが、納得である。
だからこそ取材班は調査に来たのである。
しかし、服装こそ奇怪ではあるものの、実際に話してみると悪い人物ではなさそうだった。
結局コンシェルジュに振る舞われた紅茶までいただいてしまい、取材班すっかりもてなしを受けてしまった。
取材班「では、そろそろ失礼します。お茶までいただいてしまってすみませんでした」
不審者「いえいえー、何もない家ですが遊びに来ていただいてありがとうでした」
取材班「取材へのご協力、ありがとうございました。それでは」
取材開始当初からはうって変わって和やかなムードでロケは終了。
怯えていた取材班たちもすっかり気を許し、良い画が撮れた高揚感とともにキングスライムハウスを後にした。
しかし、ふと振り向いた取材班が目にした不審者の姿は。
間違い無く不審者のそれだった。
~完~
実際あらゆる方面から「不審者が過ぎる」と言われてしまったドレア。
確かにこれで街に出掛けるのは勇気が要るなあと思います。こわいし。
ちなみに、課金装備は1つも使っていません!
やったね、マネしやすいね!
良い子はリアルではマネしちゃダメだぞ。
たまには不審者ドレアも良いなあと思いますが、次は普通に格好良いやつ作りたいですね(´ー`)
そんなわけで、今回は以上。
次はあなたの家の庭でお会いしましょう。