ver4を進めていき、チェスのコマ軍団と戦った。
たまに攻撃魔法が飛んでくる以外はひたすら物理攻撃ばかり。
そんなに強くねーな、何て見下しているうちに、気がつきゃ一人やられ、また一人やられ、そして最後に俺もやられ、全滅。
ありゃりゃ。
パーティーが悪かった。耐久の低いアタッカー2人と、遊び人、んで俺は僧侶。
俺ひとりで回復して、蘇生して、スクルトをして、俺がやられたらダメだから天使をして・・・って、追い付かねーよ!
仕方ない、スクルトを覚えているキメラちゃんにお供をお願いしよう。ヒーラーが二人いりゃ余裕でしょ。なんて思いながら酒場へ向かう道すがら、ふと思い付く。
そうだ、ミステリドールがいた!
よく連れて行き、故によく育っているモンスターがアタッカーとヒーラーばかりだから、中衛系も育ててみようかなと思い、バッファーとして有用そうなミステリドールを放牧。
それから時は流れ、一度も実践経験がないまま、おこぼれ経験値だけで初転生済み。
スクルト系の石壁の護りと、披ダメ減の石膏ガードと、全体回復のハッスルダンス、この3つのみをコンスタントにやってくれるだけで、僧侶の俺が楽になるのではないだろうか。
力試しには丁度良い相手だ。
満を持して、いざ初陣!
戦闘が始まり、驚いた。
な、なんだこいつは!?
音もなく(多分)浮遊する体、その周りをくるくる回るブーメランと盾、踊りというか傾いているだけのハッスルダンス、ゼーレでも呼び出したかのような人類補完計画もとい石膏ガード・・・
面白すぎるぞ!
もちろん面白いだけでなく、戦力としても予想通りの活躍を見せてくれて、無事にチェスのコマ軍団を撃破。
これは・・・、育てるしかない!
バフとハッスルと後々覚えるであろうリムーバーだけだと、まだまだ続く厳しい戦いに付いて行けなさそうなので、選択スキルでザオ系を覚えさせよう。
さすればサブヒーラーとしてこの先も大活躍してくれるであろう。
期待しているぞ、ミステリドールよ!