…こんにちわ…どーやら食べ物のワタシ、こすもっこよ。
食べ物に見えてるんだと気づいてから、食べられそうになることにめちゃめちゃ敏感になってるのよ。
この前なんて、とある集会で「おーいそろそろ席につけー!」って言ってたのを聞いて、『席につけ…煮付け!?』ってなっちゃって逃げ出しちゃったわよ。
その後も、「わたあめ」が「わたあえ」って聞こえたり、「投げろ!」を「なめろう」と勘違いしたりで…
1番酷かったのは、冒険者仲間が討伐の帰りに「おーい『討伐土産』持ってきたぞー」って言ってくれたのが「大葉包揚げ」に聞こえて大騒ぎよ…
さすがにちょっと心が疲れてるのかもね。
そんな時は海よ!
波の音は心を落ち着ける効果があるしね!
…
そしてワタシは海であの人と出会ったの。

「ワシはカッパじゃ」
…
カッパ…河童なのそれ?
「俺なりの河童っちゅーやっちゃ」
そう…俺なりの…そう…
隙間から黄色い肌が見えてるけど…
そう…河童って事でいくのね?
あ!でも!
河童はきゅうりしか食べないのよ!ね!ね??
「そうや、カッパはきゅうりしか食わん。魚食わん。安心せい」
それを聞いてワタシ、泣きそうになっちゃった。
食べ物じゃない、ワタシ!今回は食べられないんだ!って。
もしかして…もしかしてアナタがそうなの?
ワタシの…運命の…
「相撲とるぞ」
え?
「カッパは相撲を取るもんや。相撲とるぞ。」
え、いいけど、負けたら食べるとか言わないでよ?
「カッパはきゅうりしか食わん。オマエなんか食わん。」
…ちょっとムカつくけど、わかった。
楽しく相撲しよ?
ここ最近のモヤモヤなんてうっちゃって、明るい、未来へハッケヨイよ!そして新しいドス恋をはじめるのよ!さぁこい!
カツン!とぶつかってがっぷり組んだわよ。
そしたらカレはワタシの腰に手を回してきたの。
え、なにするのよ!このスケベ…いっ痛ぁーい!
カレは両手を腰に回したかと思うと、そのまま背骨をぎゅうぎゅう締めてきたの!
コレってもしかして…
「青魚だけに鯖折りや!ドヤっ!」
確かに肌は青いけど…
もしかしてそれを今日のオチにする気なの?
「え?」
え?じゃないわよ、フリも全然なくていきなり青魚で鯖折りは無理があるわよ。
アナタ、ドワーフのくせにお笑いなめてんの?
「イヤ、ドワーフじゃなくてカッパ…」
いやもういいわよ、いつもの黄色いドワーフでしょーが!!
とにかく鯖折りでは終われないわよ!
…まぁせっかく鯖ってキーワードが出たんだから、せめて謎かけでもしてみなさいよ!
うまくできたら「お後がよろしいよーでんなー」言ってあげるわよ、どーせできないだろーけど!
さぁ、鯖とかけるのよ!!
「ふっ」

カレの目がキランと光ったの。
「鯖とかけてー」
うん、鯖とかけて?
「チェーンの特売とときます」
え?なに?どゆこと?
…その心は?
「どちらも鎖安い(腐りやすい)でしょう!」
…
…
うまい。うまいわよ!
…でもね、できたらダメなところよ!
できなくて、ワタシがなによそれ!ってブチ切れたら終われるのよ!
それを、うまいことゆーてしまうだなんて…
そもそも、なんでカッパが海にいるのよ!
フツーは川でしょーが!
川で泳いでる人の尻子玉抜くんでしょ?
てゆーか尻子玉ってなんなのよ?
なんでそんな変なもの抜くのよ!
どーせ抜くならキュウリにしなさいよ!
キュウリは地上になるから抜けないわよ!ハァハァ…
「オマエ…日誌を終わらせるために必死やな…」
オーマーエのせいじゃぁぁぁぁぁ!!
…
結果、海を見て叫んだ事でそれなりにスッキリしたわよ。
さ、明日からまたステキな彼氏を探すわよー!
つづく…