こんにちわ、こすもっこよ。
彼氏を探してアストルティアを旅しているの。
そうそう、私にファンレターが届いたのよ!
『親愛なるこすもっこりさんへ』だって。
名前、ちょっと違うけど書き間違いよね、そうよね?早速読んじゃうわよー、えーなになにー?
『こすもっこりは、黄色いドワーフと付き合えばいいと思う かしこ』
だーーーーれが、こすもっこりよ!
確信犯じゃない!!かーしーこーじゃないわよ!
それになんで、黄色いドワーフと付き合わなくちゃいけないのよ!
…まぁ、あいつも…悪いやつじゃないわよ。
なんだかんだ言って私も…い、いやなんでもないわよ!
「オマエ…わしの事好きなんか?」
うわっ!びっくりした!
ち、ち、違うわよ!
「そうなん?まぁええか。お弁当作ってきたから一緒に食べようぜ!」
なんで私がアンタとおべ…グルルル…あ、お昼食べてないんだっけ。
いいも悪いもタイミングいいのよねぇ、アイツ。

「ぎょーさん作ってきたからなー。いっぱい食え」
黄色いドワーフの作ったお弁当。
見た目はお世辞にもいいと言えないけど。
でも、ひとつひとつていねいに作ってあったの。
しみじみとおいしくて…なんか…感動しちゃった。
これは何かお礼しなきゃだね。
ね、黄色いドワーフ。
アンタ、ホットケーキは好き?
お弁当のお礼に、焼いたら食べてくれる?
頭が飛んでいきそうなぐらい、ブンブンとうなずく黄色いドワーフ。
あははは、脳が揺れてアホになっちゃうわよw

じゃ、早速作りますか!!
えーっと、ふわふわ小麦に、おいしいミルク、しんせん卵にバター…
ん?バター?
あ!

バ、バターがないじゃない!
どうしよう、バターがなければ香ばしいホットケーキにならないのよ…
困ったわね…また今度に…いや。
なければ作ればいいのよ、バターぐらい。
搾りたての牛乳を放置すれば、生クリームが浮かんでくる。
その生クリームをふったりかき混ぜたりすればバターができるのよ!
「なぁこすもっこ?」
だーーーれがこすもっこりよ!…あ、言ってないわね。
ごめんごめん、てへぺろりん。
で、どうしたの?
「その、おいしいミルクってな…馬乳やぞ」
はっ、そうだ。
そうだった。
エテーネ村特産の「おいしいミルク」って…馬乳だったわね。
馬乳じゃ、生クリームにならないし、バターも…
もう、あきらめ…る…しか。
いや、まだ手はある。
ワタシハバターノツクリカタヲシッテイル
今は発売禁止になっている伝説の古文書に書いてあった。
虎をぐるぐる回したらバターになるって!
虎はここにいないけど。
黄色いドワーフならここにいる。
ダッタラバターツクレルジャナイ!
ね、黄色いドワーフ。ホットケーキをもっとおいしく食べるために、ちょっと軽く運動したら?
ほら、あそこにちょうどいい木があるじゃない??あのまわりを適当にくるくる回ってきたらいいのよ!
「ん?確かに運動の後の甘いモンはたまらんからなぁ。よし、走ってくるわ!」

何も知らずに、木のまわりを一生懸命走ってる黄色いドワーフ。
でも、なんで刀持って走ってるのかしら?
まぁいいわ、早くおいしいバターになりなさいよーー
あれ?
黄色いドワーフが溶けて、バターになったら…
私、誰のためにホットケーキを焼くんだろう??
…
いや、自分へのご褒美だよね!
マチガッテナイヨネ??
「なぁなぁ、まだ走るのん??」
息を切らせてるけど、まだダメよ。
だって全然溶けてないじゃない。
「もしかしてさぁ、オマエ。ワシでバター作ろうと…してんちゃう?」
ドキーーッ!!
い、いえ、し、し、し、してな…くもないけど…
ちょ、ちょっとだけよ??
「あっぶなぁ、刀持って走っててよかったわ」
へ?
刀??
なんで??
「そらぁ、ドワーフと剣(ドワーフ溶けん)や。」
う、うーーーん…マンダム!
【注意】
ドワーフは回ってもバターになりません