ーエテーネの村ーアバの家ー
ミヅロ「おじゃましまーす…」
いつ来てもここは緊張するなぁ
真っ直ぐアバ様の部屋へ行ったけど、鍵がかかっていた
仕方ないか
とりあえず、アバ様の孫のシンイ君に
用事を伝えておこう
ミヅロ「シンイくーん」
シンイ「あ、いらっしゃいミヅロさん
…少し浮かない顔をされていますね?
何かお困りですか」
ミヅロ「そうなんだ~実は、ミヅがハツラツ豆をダメにしちゃって…」
シンイ「なるほど…事情はわかりました
大丈夫!悪気があってやったわけではないのですから
おばあさまも許してくださいますよ」
ミヅロ「そうだといいけどw」
シンイ「ただ…」
ミヅロ「?」
シンイ「おばあさまは近頃、すっかりふさぎこんで
お部屋に閉じこもっていらっしゃるのです」
ミヅロ「やっぱりそうなのかぁ
何かあったのかな…」
シンイ「そうだ、せっかく謝りにいらっしゃったのなら
代わりと言ってはなんですが、おばあさまのために
フカフカのもみがらと干し毒消し草を集めてきてくれませんか?」
ミヅロ「ん?いいよ?」
シンイ「ありがとうございます!
それではよろしくお願しますね」
あ、また頼みごとを引き受けちゃった
この癖直らないかな~;
もみがらに干し毒消し草…
何に使うのか聞くのを忘れたけど、とりあえず集めてこようか
「ミヅロはーん!アバさまにしかられずに済んだだか?」
ミヅロ「あ、イナクちゃん
まぁそうなんだけど…」
イナク「ふむふむ、代わりにシンイさまにお使いを頼まれたんだべ?」
ミヅロ「そうなんだ~
ふかふかのもみがらと干し毒消し草なんだけど…」
イナク「それならあたいが取ってくるべ!
ミヅロはんいつも忙しそうだかんな」
ミヅロ「えっ?いいよいいよw
どこにあるのかわかってるし…」
イナク「この間モーモンから助けてくれたお礼だ!
ここで待っててくんろ~!」
ミヅロ「あぁぁちょっと待って待って…」
もう行っちゃった
別に気にしなくていいのになぁ…
というより、ついでにご飯食べてこようと思ってたのに
ここで待っててって言われたら動けない…w
この前畑で採れた大根があったなぁ
もうお昼ご飯も兼ねていっきに茹でてしまおうか…
そういえば、ミヅはちゃんと食べたのかな?
イナク「おまたせだべ~!
はい!もみがらと干し毒消し草だべ」
ミヅロ「わぁ!ありがとう!」
イナク「これくらい、あたい達に任せてくれていいんだべ!
ミヅロはんはいつもあたい達を魔物から助けてくれるし
錬金で色んな物も作ってくれるから、村中のみんなが
ミヅロはんに恩返ししたいとおもってるんだべ」
ミヅロ「えっ、そ、そうだったの…」
イナク「まったく~知らないのは本人だけだべ!」
なんだか嬉しいことを聞いてしまった
今日は良い日になりそう!
でも、錬金に関してはミヅのほうが上手いと思う
いつも焦って良い物を作ろうとするから失敗してるけど
ゆっくりやれば僕以上の物が作れるはずなんだ…
とりあえず、これをシンイ君に持って行こうか
ー続くー