そういえば最近背後につくようになったこの人魂のようなまるいやつ。歩いてても走ってても背後から必死でついてくるし、ぼーっとしてるとクルクル回ったりする。たまにちばちぱと瞬きしたりするつぶらな瞳がたまらなくかわいいこいつの名前はまだない。
一見すると死霊っぽくも見えるけどそうでもないし、ピンク味もある色合いはどちらかといえば闇属性色というか。要するにそっち系の存在っぽい。たまにニワトリだのバズズだの連れ歩いている人たちを見かけるが、こいつもその類ということになるだろうか。何にせよ人には似合うものというのがあり、たまたま自分はこいつだったということだろう。
ア「一体何なんでしょうかねこれ。死霊じゃないなら普通に幽霊とか?」
リ「そういえば心当たりがある」
ア「…心当たり?」
リ「この間釣りの最中にグランゼドーラ港にうっかりフナ放しちまって」
ア「うわ可哀想」
そんなわけで彼はその時の浮かばれないフナの霊魂である可能性が濃厚となってきた。
手塩にかけて育てている頼れる仲間、やみしばりのヤミノさんと一緒に記念撮影。
とんでもない格好してるが例の夜のまもの使いの姿であり、こんな姿で相変わらずアラハギーロ周辺を叫び歩いてるぞ(まだ回収劇終わってません)。