おしりまおうには、鼻毛が生えていた。
ゴッソリである。
おしりまおうなのに、鼻毛もすごいので、鼻毛まおうと言っても過言ではない。
しかしながら、おしりまおうは鼻毛のケアを欠かさない。
週1で鼻毛を切る。
にも関わらず鼻毛はその逞しさを存分に見せつけんと、鼻の穴から顔を出す。
彼らはおしりまおうに仇なす不遜の民である。
鼻毛を抜こうにも、彼らは地にがっしりと這いつくばり、鼻の組織もろとも抜けていこうとするために、なかなか鼻毛を抜くのは得策ではないのをおしりまおうは知っていた。
そうしたいざこざを繰り返して数年、おしりまおうは堪えかねて、ついに対鼻毛兵器、電動鼻毛剃り機を投入する。
戦局はわずかに傾いたかに思えたが、鼻毛の生命力も侮れず、睨み合いが数年続いている。
その均衡した戦局はある兵器の投入によって崩壊しようとしていた…
これは聖戦の記録である。