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夢追いし旅人

ルイス

[ルイス]

キャラID
: ZV790-483
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 100

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ルイスの冒険日誌

2014-07-08 00:40:17.0 2015-06-30 12:07:41.0テーマ:その他

アストルティアブラザーズ☆ 第1話 夏の思い出

ハローハロー
やぁみんな、フレンドはいるかい?
一生付き合っていけるフレンドはいるかい?
心の底から胸を張って親友だと言えるフレンドはいるかい?
そんな奴なかなかいないんだよね。
親友がいっぱいいる、フレンド200人が全員親友だって奴は嘘っぱち。
限られたアストルティアライフの中で、もし本当の親友に出会う事が出来たなら
それはとてもラッキーな事だ。だからオレは凄いラッキーなんだ。

この話はさかのぼる事、数年前。
一人の青臭い青年がアストルティアを目指すシーンから始まる。

2012年8月。
オレはやる事が無く、とても退屈でただボーっと窓の外を眺めてた。
何もせずただ時間だけが過ぎていく。
夏の夜空を見上げると、ふと子どもの頃の記憶がパッと甦った。
そういや子どもの頃は夏休みに徹夜でよくRPGをしたんだよな。
子供の頃の記憶というものは遠く切ない。
こんな事を思い出してしまうと、またこの暑い夏の夜にRPGがやりたくなってきた。
やるとすれば、もちろん小さな頃から慣れ親しんだドラクエだ。
ドラクエ10がオンラインで発売された事は風の便りで知っていたんだ。
ゲームをしばらくやった事が無く、オンラインゲームなんて全くの初だけど、やってみるか。
オレはオンラインゲームにあまりいい印象を持っていたなかったから、
オレの中で、ギャンブルとドラッグとオンラインゲームには
手を出してはいけない、手を出さないって決めていた。
ただ、その瞬間は何かとってもゲームがしたい気分で最高だったんだ。

次の日オレは近くのゲームショップに駆け込んだ。子どもの頃はゲームショップで
働く事に憧れていた。1日中ゲームをしながら稼げると思っていたから。
ドラクエ10を始めるにはどうしたらいいんだろ。よく解んねぇ。
取り合えず全部買っときゃいいか。オレは深く深呼吸をしてから、
ドラクエ10wii本体パックというものを買う事にした。
オンラインだからネット契約もしないといけない。レジに進みオレはスタッフにその事を伝えた。
「あー、兄ちゃん今の時期は混んでるからネット工事は来月になるねー。」
「え・・・?マジかよ!」
オレは夏の深夜にドラクエ10がやりたかったんだ。
まぁ、その後のやり取りで少しだけオフラインでも遊べる事が解り、買ったんだけどね。

新品の本体とゲームソフトを買った帰り道っていうのは、胸がドキドキする。
そういや昔もこんなんだったっけ、なんか懐かしいな。
気のせいかもしれないが、通り過ぎる人みんながオレを見てくる気さえしてくる。
なんかスゲー楽しいや。
財布の中身は残り1000円ほどだ。さぁ、牛丼を食ってタバコを買ったら
ソッコーでアパートに帰ろう。
空には月が出ていた。白い月明かりに照らされたオレは、まるで自分が
少年マンガの主人公にでもなったかの様な気分で走っていた。
月明かりのゴールデンライトは道路をキラキラと光らせている。

オレはまだアストルティアを何も知らない、淡く青い冒険者だったんだ。
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