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夢追いし旅人

ルイス

[ルイス]

キャラID
: ZV790-483
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 100

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ルイスの冒険日誌

2015-01-31 01:59:59.0 2015-01-31 02:04:34.0テーマ:その他

アストルティアブラザーズ☆ 第4話 平田会

チーム結成から1週間が経っていた。オレはあの一件があってからは
誰とも話さず、ひたすらレベル上げばかりしていた。
その時のオレは、何となく人と話すのが怖かった。
でも・・それだとスゲーつまらない。全然楽しくなかったんだ。

人間は、思考能力がモンスターよりも高い分、楽しい事もたくさんある
けれど、辛い事もたくさんあるわけなんだ。
妬みや不満や不安を感じ、自分が心の奥で何を考えているか解らなくなる事
もあれば、嫌なことを人のせいにして泣きたくなるような夜もある。
そんな事を繰り返しながら、誰もが大人になっていくんだ。

いつも何か楽しい事が無いかなーなんて窓の外を眺めたりはするんだけど、
眺めてるだけじゃいつも何も始まりゃしない。
オレは思い切ってドアを開けて、自ら楽しい事を見つけに行く事に
したんだ。

当時アストルティア内で平田というものが大ブレイクしていた。
元々ピンクモーモン(桃)やトンブレロ(豚)を狩ってのレベル上げが主流
だったが、バージョン1.1になり、その2種の経験値が下げられた。
桃と豚は一気に廃り始め、冒険者達は新たな狩り場を探求していた。
そこで皆が嗅ぎあてたのがタコメットだ。

タコメットは柔らかく、攻撃力も低い。3匹同時に出現するため
効率が良かった。
最も効率良く経験値を稼ぐためには、こちらの攻撃2発で1匹のタコを
倒す必要があった。タコはメガザルまでしてくるので、こちらの火力が
足りないと、延々とタコまみれになり戦闘が終わらない。
当時まだ高価だった子ビン等を使わず、元気玉1つでいかに長い時間
狩り続けられるかというのが当時の冒険者達の苦悩だった。
そこで重宝されたのが平田だ。

平田とは、ひらめきの指輪を装備したタイガークローを使える人
のことをいう。
ひらめきの『ひら』とタイガークローの『た』を合わせて平田だ。
藤波が正体不明のマスクマン、スーパーストロングマシンの中身を
「お前平田だろ」とついつい言ってしまい、ブレイクした言葉からも
平田はきていると思う。
ちなみに2012年のDQ流行語大賞も平田だったっけな。

タイガークローは出が速くダメージ効率がいいため、タコを2発で倒す
ことができた。ただ、タイガークロー自体もバージョン1.1から消費MPが
3→5に変更されていたこともあり、打ち続けるとどうしてもMPが
尽きてしまう。
そこで、指にひらめきの指輪を装備していれば、戦闘終了後にMPが
1~3回復され、長時間狩り場に籠ることができた。
その頃は、攻撃力180以上MP100以上の平田であれば、
『極平田』、『神平田』なんて呼ばれもしていた
皆が極平田を雇うために必死に酒場に張り付いていた。そんな時代だ。

オレもサポを借りる時は必ず平田を探していた。戦闘後にホイミで回復する
から僧侶はいらない。平田3人が良かった。
でも、やっぱり極平田っていうのは一瞬にして誰かに借りられてしまう。
誰もが平田を借りて、貸し枠が3人までの時代だったから本当に
倍率が高かった。
くそー、一度でもいいから極平田を3人雇いたいな。夢みたいな話だけど
ね。オレはいつもそう思っていた。

その頃丁度、『平田会』なるものが開催されるという噂を風の便りで
聞いた。平田会・・?なんだそれ。
調べてみると、ステータスの高い、いわゆる極平田同士が集まり
フレンド登録をする。平田同士は酒場に登録する時に貸し枠を
フレンド限定にし合い、お互いにフレンド同士で極平田を
貸し合いましょう。という集会だった。うぉおお!そんな集会があったのか!!
オレの好奇心は高ぶり、お尻の導火線に火が点いた。
これは絶対に行くしかない!!

平田会の聖地はガタラ展望台だった。集合時間夜23時の15分前、
オレはガタラに向かった。
お気に入りのはやぶさのツメを腰にかけ、一張羅のバンデットチェインを
身にまとい、目的地に向かい走った。
オレは楽しいことを求めて一歩踏み出そうとしている自分が何だか
照れくさくて、照れ笑いをしていた。後ろには新しい道が出来ていたんだ。

最後の展望台の屋上へと続くハシゴが見え、ゴクリと唾を飲み込み、
オレはハシゴに手をかけた。ゆっくり登っていき、もうすぐ展望台へ出れる
と思った瞬間、イキナリ数件のフレンド申請が飛んできた。
え!もう?なんか早過ぎねー?!

最後の一段を登り終え、展望台に到着したオレは、もう何ていうか、
立ちすくんでしまった。
そこに広がる光景はなんとも言えなくて、、、、、

こんな楽しい場所があったんだって、その時心から思えたんだ。
平田会に参加したフレンドのみんななら、この時に感じたあの頃の
気持ち解るよね?
これからも何かが見えてくるまでオレは走り続けたい。
夜明けはどっちだ!!


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