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夢追いし旅人

ルイス

[ルイス]

キャラID
: ZV790-483
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 100

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ルイスの冒険日誌

2015-06-15 18:52:54.0 テーマ:その他

アストルティアブラザーズ☆ 第6話 真夜中のバズズ戦(1)

遠い未来からのメッセージを手紙に書いて、
ドラキーが運んでくれたらいいのにと思う時がたまにある。

いつも壊れそうなオレだけど、生きているとたまにどうしようもない不安に
駆られて、怖くて、憂鬱で、寂しくて、真っ暗な世界に喰われてしまう。
オレは花や自動車じゃなくて人間だから死にたいって思う時もある。
でも、時間が経って後から思い返してみると、なんであんなに
悩んでたんだろうって思ったりもする。人間なんてそんなものなんだなって
真夜中の寝惚けた頭で考えた。

2013年5月、平田全盛期のこの頃にどうしても欲しい物があった。
それはソーサリーリングだ。
巷では、ソサリンを装備しながらタコ狩りをすると、MPが尽きないという
噂だった。オレは平田が大好きだったから、サポで借りてくれる人のためにも
どうしてもソサリンが欲しかったんだ。

ソサリンを手に入れるといっても、強敵バズズを倒せるかどうか・・
もし上手く倒せたとしても、ソサリンの手に入る確立は16%程度という
感じだった。しかも今じゃ信じられないけど、残りの84%は欠片ではなく
まほうのせいすいだったんだ。
バズズをなんとか倒そう。倒すには仲間が必要だ。仲間はどうしよう・・
これが一番ネックになる問題だった。

バズズのコインをわざわざ買って持ち寄って一緒に行ってくれる人は
身近にいなさそうだし、全く知らない野良でPT組むのはすごく怖い。
野良で大金のかかった戦いに仲間に入れてもらうっていうのは、
凄く勇気が必要だった。当時約15万Gの値段のコインは今のレートでいう
100万G以上の価値があったと思う。
でもソサリンが欲しかったから、オレは勇気を振り絞ってグレンへ飛んだ。
バズズ戦の仲間を募集している人がいないか探した。
オレは武闘家で行きたかったんだけど、武の募集はすぐ埋まっていて、
なかなか募集にのることができなかった。

すると、グレン樽の近くで、まだバズズ戦の武を募集しているオガ男がいた。
オレは、すぐに駆け寄っていき、「初なんですが、バズズ一緒にいいですか?」と
聞いてみた。すると、オガ男は「即死Gと眠りGとブレスGを持っていますか?」と
オレに聞いてきた。オレは即死と眠りは持っていたんだけど、
ブレスは持っていなかったから正直にその事を伝えた。「ブレスだけ無いです。」
すると、「ん~耐性無いんですか・・それを補えるぐらいのプレイヤースキルは
ありますか?」と聞かれた。オレは、オガ男がどれぐらいのプレイヤースキルを求め
ているか解らなかったから、「ん~やってみないとわかんないです。」と答えた。
オガ男は、「強ボス等で練習はしてきましたか?」と言ってきたので、
「してないです。」と答えたら、オレを連れていくのは駄目だと断られた。

もちろん、このオガ男は全く悪くない。限りなく100%に近くバズズに勝つために、
相当人を選んでいただけなんだ。
耐性を全て揃えず、練習をしてこなかったオレが悪いんだけど、なんていうか、
連れて行ってもらえなかったショックと、自分は必要とされていないんだなという
孤独感で、余計に野良でPTを組むのが嫌になってしまった。

バズズ戦はしばらく諦めるか。オレはさっきまでオーガの尻尾のような
お尻の導火線に火がついていたんだけど、その火は音も無く消えていった。

気分転換にオレは全職カンストを目指し、タコ狩りにいくことにした。
サポ平田がひたすらタイガークローを繰り返す。
何百発タイガークローを打っただろうか、時間が経っても経っても
ソサリンの事が頭から離れねぇ。
もう一度、野良で仲間を探すか?どうしよう・・
オレは悩んでいた。遥か昔に伝説のロトの子孫が倒した強敵バズズ。
それを、倒せるか未知数なオレが知らない人と野良でPTを組んで挑む
という事がなんとなく面倒くさく感じていた。
いや、本当にそうなんだろうか?
リアルでもそうだけど、面倒くさいんじゃなくて
本当は怖くてビビッていたから、なかなか一歩踏み出す勇気が出なかったんだ。

そんな当時のオレに、遠い遠い未来の今のオレからメッセージを送るなら
「そんなに怖がらなくてもいいんだよ、大丈夫だから!絶対楽しいから!!」
って伝える。だけど、そんなメッセージをドラキーが運んできてくれるはずもなく、
オレはキュララナ海岸に座り込んだ。深く腰を下ろし、どうしようか考えた。
ソサリンを諦めて胸の内に終い込むのは少しだけ切なくて、
野良でPTを組むのは何だか少しだけ怖い。
ずっとずっと、世界が真っ白けになりながら一人ぼっちで考えていたんだ。

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