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夢追いし旅人

ルイス

[ルイス]

キャラID
: ZV790-483
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 100

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ルイスの冒険日誌

2015-06-24 18:12:05.0 テーマ:その他

アストルティアブラザーズ☆ 第6話 真夜中のバズズ戦(2)

カチコチカチコチと時計の音がうるさい。
考え疲れたのか、オレはいつの間にか眠っていた。
部屋で眠っているオレが天井を見上げると、一面に青色の波のような
ものが漂っていた。そんな夢を見たんだ。それが何だったかは今も解らないんだけど、
とてもリラックスできて、少しだけドキドキしていた。
夢から覚めてもまだオレはソサリンが欲しかった。さぁどうする?

ソサリンがほしいと思った今日に行かなきゃ、一体いつ行くんだろう?
結局何もやらないまま年だけ重ねていくだけなんじゃないか?
野良でバズズ戦を失敗することなんかよりも、
このまま何もしないで座っている事の方がずっと怖いかもしれない。
オレ達は若さを捨ててでもこのアストルティアで生きているのに、
それでも何もやらないで座っているだけっておかしいよな。
その時その瞬間、オレの胸の奥で確かにそう感じた。
未来からのメッセージを貰わなくても、自分でモヤモヤしたハートを
ブチ壊す事ができたんだ。

よし、仲間を集めてバズズを倒しにいくか!
オレは重たい腰を上げて歩き始めた。時計の針は3時を回っている。急がなきゃ。

仲間に入れてもらう事が難しいのなら、いっその事、自分から仲間を
募集してしまおう。オレと一緒に戦ってくれる人を自分から募ろう。
当時は、今のように『いいね』が出来なかったから、直接話して仲間に
入れてもらうしかなかったが、オレが自分で募集すると何人も同時に話す事が出来ない
だろうから、グレン教会前で募集するのは止めた。
平田会で何回か利用した事があって、後に平田弱体の前夜、自ら開催する
ことになる平田会『FINAL TIGER CLAW IN GATARA』でも利用した
掲示板を使う。

バズズ戦、集合時間午前4時、武闘家1名、僧侶2名。
集合場所はグレンの井戸の中だ。

オレは準備を済ませ、3時50分にグレン井戸に向かった。教会前、預かり所を通り越え、
ロープを握り井戸の中に入った。地上のガヤガヤゴミゴミとした感じとは真逆で井戸の中は
シーンと静まり返っていたから、共に闘ってくれる仲間を待っている時の
自分の心臓のドキドキの音が大きく聞こえる。一体どんな人がくるんだろう?
いや、誰か本当に来てくれるのか?
まるで、子供の頃に小学校に忍び込んだ夏休みの夜のことを思い出す。
すると、一人ロープを握り井戸の中に入ってきた。イケ魚の武闘家だ。
そのイケ魚はオレにこう言った。「バズズ戦いいですか?」
オレはそれが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。だから心の底から本気で
こう伝えた。「はい!よろしくお願いします!!」
その時さらに、キュートな僧侶エル子と、当時では珍しい呪文速度型僧侶エル男が
やってきた。これで仲間は4人揃ったんだ。

オレ達は井戸の中で作戦を練った。心頭滅却とロイヤルでブレス対策をすること、
前衛二人で押さえ込むこと、バギムーチョの対象者は一人離れて余裕があれば
待機中に魔結界をすること、ターンエンドのイオグランデは避けること。
前衛二人が魚だから、氷耐性があってちょうどいいねなんて事も話した。

そんな話をしていると、不意にイケ魚がココナッツを食い始めた。すると、
エル子もエル男もココナッツを食い始める。なんだなんだ?オレは戸惑った。
「オレはココナッツ持ってないんですけど、何で食ってるんですか?」オレは
みんなに聞いてみた。すると、イケ魚が優しくオレにこう伝える。
「ルイスさん、ココナッツを食べると数%身かわし率が上がるから、みんなで
バズズを倒しにいく時のエチケットみたいな感じです。」
オレはそんな事も知らなかったから、恥ずかしくなって、みんなを待たせて
バザーにココナッツを買いにいった。

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