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百戦錬磨のシェフ

ペルトドリス

[ペルトドリス]

キャラID
: YK435-183
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 賢者
レベル
: 122

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ペルトドリスの冒険日誌

2016-03-14 20:56:20.0 テーマ:その他

グランゼドーラへ


※Ver2.4クエスト「よみがえる王国」クリアまでの内容を前提としています。(レンダーシアに関するネタバレ)
※メインシナリオとはほぼ関係ない民間人ロールプレイ日誌です。




少し前になりますが、メルサンディ、アラハギーロへの旅に続いて
グランゼドーラまで行った時の話です。

もしできるなら勇者姫様に謁見して、かの大国の宮廷料理人の腕前を……と野暮ったいことは抜きにして、
せっかく遠くまで来たのだから城下町の雰囲気をゆっくりと楽しもう。
そう思ってまずは宿屋にチェックインすると、店主にこんな事を言われたのです。

「わざわざ他の大陸から旅行に来てくれてありがとう。あいにく作り物の王国ですが、心からもてなしましょう」


???


作り物の王国……とは。
確かに、国は人々が作るもの。しかしその言い方は、まるで何かをまねたまがい物のような言い方ではないですか?





気になった僕は町の人にそれとなく尋ねました。
そしてようやく知ったのです。レンダーシア大陸全土の事情、
この活気ある王国が一度は絶望に沈んだこと、
今までに立ち寄った場所で感じた違和感の正体を……


……ちょっと待った。

僕、メルサンディでパンを食べましたよね?
アラハギーロでも……独特なスパイスの香りがきいた……

あの食べ物ももしかして……
誰か知らないけど、この世ならざる者が作っ……






……結局、王宮の厨房まで見に来てしまったが。


魔力に満ちた禍々しい気を感じた僕は全て見なかったことにして、慌ててテラスに飛び出してルーラストーンを掲げ偽の王国を後にしました。


次こそは本物のレンダーシアへ行こう。
再びチケットを手配して、降りる場所さえ間違わなければ正しい目的地に着けるはず。

──しかし、その考えが甘かったことを思い知る予感がするような、しないような……。

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