ジュナの冒険日誌

DQ11 の事を書いていいものやら
迷いましたが、書きます。

DQ10 を長らくやっているせいで
驚いたことがあります。

それは、一見穏やかそうに見える
DQ11 の主人公の、闇の部分です。

他人の家に許可なく侵入するのは
DQ10 でも一緒なのですが、
そこからの行動が一線を画しています。

ツボなどの持ち上げられそうなものは
持ち上げて、即座に地面へ叩きつけて
割ります。

そう、即座に破壊！
考えるな、感じろ的に破壊！
パブロフの犬的に破壊！

DQ10 では割らずに中を確認して
中身を取り出しますが
DQ11 は問答無用に、破壊一択！

某ブレスオブザワイルドの主人公でさえ
持ち上げた物の末路は選択できます。
本当に破壊するのか、ソッと元に戻すか。

DQ11 の彼の脳みそには残念ながら
そんなルーチンは存在しません。

持ち上げられるものを元に戻すなんて
あり得ず──

物！　破壊せずにはいられないッ！
（某DIO様）

そして面倒だとか手で持つと怪我しそう
だとか理由を付けて、持ち上げられない
ものは、体当たりで破壊！

彼が壊せそうと判断した物は、
なんでも即破壊される対象なのです。


主人公が育った村では、みんな
こういう行動には寛大なんでしょう。

突然ズカズカ家に入ってきて、
そこらの物を手当たり次第破壊しまくる
主人公。

そんな彼を許せる村人たちの、
何という懐の広さなんでしょう……！


ただ、残念なことに。
都会では、そうではなかった──

その蛮行を目の前で見せつけられた
家人たちは、どんなに怖かったことか！

蛮行自体も怖いのですが、
穏やかな表情とは裏腹に、まるで
一連の作業とでも言わんばかりに黙々と
破壊の限りを尽くす主人公の異常性。

怖すぎてその場で注意なんか
出来るはずもありません。

注意なんかしたら、そのまま
「ついでに」自分たちも破壊される
のではないか……。

そんな恐怖に怯える家人たち。

だがしかしッ！

主人公が立ち去った後、
しっかり通報していたのですッ！

そうしてとうとう……

「お巡りさん、あの人です！」

以前被害にあった町人が、
別宅での犯行直後の主人公を見つけ、
偶然にも通りかかった警邏中の兵士の
一人に知らせたのです！

数々の蛮行から、すでに重要犯罪者
リストに挙げられていた主人公。

だけど、何故かこの時まで人相が不明
なので助かっていました。

しかし、現行犯！

とうとう国の兵士に生の姿を目撃された
主人公は手配書が作成され、
ついに国を挙げて追われる身に……！

「悪魔の子」として──


DQ11 は……
幼少の頃よりの破壊行動が身に染み付いて
その衝動を抑えることが出来ない主人公と
そんな彼を闇の淵から救おうと立ち上がった
仲間たちとの、熱い友情の物語であるッ！


……えっ？　ちょっと違う？
そういう展開にはならないって？

んー、
どこがおかしいんだろう……？ (全部)