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真なる護りの手

アンク

[アンク]

キャラID
: VS029-893
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: まもの使い
レベル
: 140

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アンクの冒険日誌

2026-06-07 15:22:59.0 2026-06-07 15:55:08.0テーマ:その他

流れ星 ぼっち! 空腹ならチョコパイを取って来い!

時は――

かぶとやまに、犬が集う時代。

その山には、行き場を失った犬達がいた。

近くの群れに入れなかった者。
遠くから流れ着いた者。
ただ居場所を求めた者。

人は彼らを、こう呼んだ。

――甲犬(かぶいぬ)。

群れはあった。
だが統制はなかった。

争い、奪い合い、遠吠え。
毎日が小さな戦場だった。

そんな中――

一匹の犬が現れる。

名は、ぼっち。

幼き頃より飢えを叩き込まれ、
食うために考え、奪うために動く。

その本能は、
狩りではなく――“仕組み”に向けられていた。

ぼっち犬は気づく。

この群れは弱い。
だが、“使える”と。

「争うな」

その代わりに提示されたのは――

年貢。

チョコパイ。

チョコパイを納めれば、
争いは収まり、
乱暴な犬には制裁が下る。

最初は笑われた。

だが、

チョコパイは集まり、
制裁は実行され、
秩序が生まれた。

やがて誰も逆らわなくなった。 ――3年。

甲山は、平定された。

かつての無秩序な群れは、
チョコパイで動く群れへと変わった。

噂は広がる。

県内に。

伝説として。

「甲山にはボスがいる」

「チョコパイで全てを回す犬がいる」と。

そして――

その頃にはもう、

誰も思い出せなかった。

なぜ戦っていたのか。
なぜ争っていたのか。

ただ一つ、

確かなものだけが残った。

チョコパイは、裏切らない。

――ぼっち犬がチョコパイを咥えていた。

おしまい。
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