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魔女アモデウス

アマデウス

[アマデウス]

キャラID
: BY495-151
種 族
: ドワーフ
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 93

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アマデウスの冒険日誌

2015-05-17 22:12:42.0 2015-05-17 22:13:03.0テーマ:その他

偽りの神経塔 思索の森エリア

今日も今日とて、魔女アマデウスは森の中。

かすかなバグの羽音に顔をあげ、遠ざかるのを確認し、しかめた眉を緩める。
背丈ほどの樹が2本、寄り添っている。
枝葉をじっと見つめ、色艶、形状、ささやかな変化。
幹にそっと耳を当て、目をとじ、自身の血幹と同調させ、
久々の会話を楽しんでいた。 従者の豚、イングベイが醜い声でアマデウスを呼ぶ。
穏やかな時間に騒々しさを持ち込んだことに苛立ちつつ。

その方を見やると、、、迷い込んだ人影ひとつ。人間の子どもだ。
手足胴、そこらじゅう腐り、世界に溶けていくかのよう。
視線は蝶や葉を追うが、活気はない。
無垢な子どもだからでもなく。この場合、大人も同じ症状になる。

もう助からない。

どうぐ袋から瓶を取り出す。
子どもの口元までもっていくと、無感情なまま飲み干した。


数時間、そこからアマデウスは立ち去らず、座り込んでいた。
本来は無駄な時間を過ごす性質ではない。
傍には幼い樹。根元には僅かながら人であった形跡。
"神の一部"になる瞬間を、なんとなく、、見届けたくなった。

アマデウスは先ほどの瓶を取り出し、飲む。
これは毒。世界と同化する症状を加速させるが、
私は同じになれないから。
神の経は等しく通じているのに。

一緒に飲める。この先を友に歩める仲間を見つけるための毒。
アマデウスはそう使うことにしている。

神経塔の奥へ奥へと、朽ちた枝を踏み割りながらも歩み進める。
同胞を覆い滅ぼすまでに伸びた樹々に、表情を変えず。

生きられないなら、生きなければいい。
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