僕と君と僕と君と僕とは〜♪
「うちが居なくなるの寂しい?」
「別にっ。そんな遠くないし」
「…そっか」
「ぶどうでも送るわ」
「送らんでええよ!」
「え?」
「と、取りに行くから!…あっ、ぶどうっていっても、君の胸元にある2つのぶどうの事っていうか///つまむっていうか///ぶどうっていうより干しぶどうかな?///なんちゃっt」
この時期にこのCMを観ていると、ふと10代の事を思い出します。
(一部誇張されています)
私にも付き合っていた彼女が、遠くへ引越してしまう事がありました。
二人話し合い、遠距離になっても付き合っていこうと誓いあったものです。
「じゃあこれ、住所と電話番号。落ち着いたら電話するね」
携帯電話などがまだ珍しい時代。
彼女から受け取った引越し先の家電話が頼りでした。
2週間程経った頃、落ち着いたら電話すると言っていましたが、
私は我慢出来ず彼女に電話をしました。早く声が聞きたかったのでしょう。
「プープツン。おかけになった電話番号は現在使われていません」
「あれ?まだ電話引いてないのかな」
落ち着いたら電話すると言っていたので私は一旦冷静になり、
彼女からの電話を待つことにしました。
1ヶ月後
「おかけになった電話番号はg
「…うーん、、何かあったのかな…心配だな」
しばらく待ちましたが彼女から連絡はなく、こちらからも繋がりません。
この事を彼女の知り合いでもある、一つ上の女の先輩に相談しました。
「え…1ヶ月連絡ないの?それヤバくない?」
先輩は私とは違う心配をしていました。
今までそんな事を考えていなかった1/3が純情な感情で出来ている私は、
急に焦りだしました。
「つかさ、住所も教えてもらったんでしょ?
それで電話番号とか調べられるんじゃない?」
そのような事が出来るとは知りませんでした。早速聞いてみることに。
「〇〇県〇〇町〇〇ハイツ〇〇号ですね。
……あら、そのような住所はありませんね」
「え?」
血の気がサーっと引いていったのを覚えています。
「やられたか…」
やはり先輩の予想が当たっていました。
彼女は嘘の連絡先を教え、このまま別れようとしたのでしょう。
「どういう事?付き合っていこうって決めたのに…
なんで話し合った時に言わないの!?」
「なんか言いにくかったんじゃないのー」
「マジか…まだ信じられん。旅立つ前夜、あんなにメチャクチャにしt」
「(無視)私もなんかこのままだと納得いかない!ちょっと待ってて」
先輩は何やら策があるようで、しばらく待てと私を落ち着かせました。
数日後
「はい、電話番号」
「マジで??どうやって…」
彼女の実家の電話番号を知っていた先輩。
何やかんや言って親から電話番号を聞き出したそうです。
今考えるとなんかもうストーカーみたいですが、万が一うっかり連絡先を
間違えただけかも、という僅かな希望を持っていた私に
何の迷いもありませんでした。
「プルルルルル…プルルルルル」
(つ、繋がった…)
心臓の音の方が大きいくらいでした。
私にとっては凄く長い時間だったはずですが、彼女はすぐに電話に出ました。
「ガチャ。もしもし」
「あ…ぬまおだけど」
「…うん」
少し間はあったかと思いますが、驚いた反応はありませんでした。
電話をする前に言いたい事を考えていたはずでしたが、
何も言葉は出てきませんでした。
しばらく沈黙が続いた後、私は言葉を絞り出しました。
「…嘘の電話番号、教えた?」
「…うん」
その一言でもう完全に砕け散りましたが、ともかく理由を聞こう。
私は更に続けました。
「何であの時言ってくれなかったの?あんなにメチャクch…いや、
あんなに話し合ったのに。」
「なんか悪いと思って」
嘘の連絡先渡しておいて、そりゃないぜハニーと思いましたが。
「何で別れようと思ったの?遠距離になるから?」
「うん。だってさ、絶対浮気するよ。近くにいい人がいたら、
我慢出来ないでしょ?」
確かに本田翼がゴシックフリルみたいな格好で、私の家にピンポーンって来て、メチャクチャにしてください!って言われたら、そりゃメチャクチャにするけれども。(ありません)
何だ、そんな心配をして別れを切り出したのか。
ここはビシッと決めればまだワンチャンあるんじゃないか?よぉし…
「大丈夫だよ!俺は浮気なんk」
「ううん。私が」
「そうそう、俺は浮気なんかしないけど、君が浮気をするんかぁーーーーーーーーーーーーーいぃ!」
この世にノリツッコミという言葉が生まれた瞬間でした(嘘つけ)
どこかのなんかの調査では、男と女の浮気率は半々だそうですよ。
皆さんもお気をつけください(何の話だ)